【共同】日本製しょうゆにトルエン 中国、輸入品から検出
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008103001000946.html
おとつい、日本の新聞である中日新聞にて、上記のような記事が出た。
『日本から輸入したしょうゆなどから有害物質トルエンと酢酸エチルが検出されたことが広東省検疫当局の調べで分かったと発表した。』
おおうこりゃー一大事だっ!
トルエンっつったら、シンナーの中毒成分で、俺はトルエン中毒の知人1人を含む集団にリンチされた事がある。
あのいっちゃった目はハンパではない。何回か経験がある、生命の危機の1つだった。
つーかそんなもんが日本の醤油から出てきた?発表したのは…中国国家品質監督検査検疫総局か。
とりあえず、日本のメーカー名公表待ち。こりゃ日本醤油メーカー終わったな。
【時事通信】トルエン検出の製品名公表=在北京日本大使館
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008103101149
『同総局が通報したのは、日本から輸入された「NH小包日式醤油」「NH小包わさびペースト」「公務小醤油」で、同総局はそれぞれヤマサ醤油、万城食品、キッコーマンの製品だとしている。トルエンは0.00064~0.0053ppm、酢酸エチルは0.417~0.537ppmの範囲で検出された。』
と、思ってたら、すぐ時事通信から昨日、後追い記事が出る。
製品名とメーカー、それと検出された量まで詳細に出た。うむ。いい記事だ。
…ナニ?
何その超微量な検出量。トルエンっつーたら、もっと大量に含まれてないと有毒じゃないんではないか?
そんなわけで、この時点で、単なる中国の嫌がらせである事が発覚したのだった。
まあ、「日本企業終わったな」とか、本当は別に思っていなかったわけで。なんだか「やっぱりなぁ」という気分が強い。ばかばかしい。
以下、とりあえずこの件で収集してみた情報群である。
まずは、日本醤油協会(PDF)の見解だ。ソースはここ。
http://www.soysauce.or.jp/news/files/20081031-01.pdf
時事通信が発表した、中共が検出した数値と、一般に含まれる同毒素の検出量を比較している。
摂取量が多ければなんだって毒なんである。
■今回中国で日本企業の醤油から検出されたとされる毒素の量:
トルエン最大0.0053ppm、酢酸エチル0.537ppm検出
■トルエンの検出安全基準
1.日本の水道水の水質管理目標値 →0.2ppm(mg/l)
2.WHOの水質基準ガイドライン →0.7ppm
■酢酸エチル
1.普通の醤油 15ppm
2.清酒 12~45ppm
3.米焼酎 25ppm
4.中国酒 1280~1390ppm
つまり、トルエンについて言えば、世界一の安全性を誇る日本の水道水よりも検出量が少なく、酢酸エチルに関して言えば、中国酒の2,600分の1というわけだ。
馬鹿馬鹿しいにもほどがあるな。これは。
続いて、今回槍玉にあがった3企業のプレスリリース。万城食品以外はコメントを出している。
面白かったのは、ヤマサ醤油だ。まさかヤマサ醤油の製品ですらないとは。ずさんさもここに極まれりといったところだ。
【ヤマサ醤油:ニュースリリース】
http://www.yamasa.com/news/details/5gtkfd000000a5sr.html
なお、報道で発表された「NH小包日式醤油」という商品名の商品は弊社にはありません。
醤油などの醸造製品には微量のトルエンや酢酸エチルが香気成分などとして含まれていることは文献や学会等で報告されております。
今回の中国当局によって発表されたトルエン及び酢酸エチルの検出量は日本醤油協会の見解におきましても充分に低いレベルにあると判断しており、人の健康に影響を及ぼすものではないと考えております。
【キッコーマン:プレスリリース】
http://www.kikkoman.co.jp/news/20081031.html?kh=top1031
この件につきましては、日本醤油協会よりすでに、「微量であり、人の健康に影響を及ぼすとは考えられない」 との見解が示されております。
弊社としましても、トルエンおよび酢酸エチルは、通常、しょうゆに含まれていること、検出量が微量であることから、人の健康に影響をおよぼすものではないと考えております。
なお、しょうゆ中に微量のトルエンが含まれていることについては、20年以上前より日本農芸化学会で報告されており 学会での定説とされています。
こうして、あきらかにバカにしている中共発表なんだが。
まず、こういう、故意に中国の非を隠して日本の食品会社から毒物が検出された事だけを報道し、必要な解説を行わない共同・時事の姿勢には、吐き気を覚える。腐っとる。
次に、第1報だけで印象が操作されてしまう、信じてしまう消費者の多さがすごい悲しい。
ちなみに、韓流ドラマにハマり、朝日新聞愛読のわが実家の母上は、
「蒟蒻畑を嘉人に与えてないやろな。あんたらも、あれは食べたらあかんで!」
と、まるでこんにゃくゼリーを毒物扱いである。もう喧嘩になっちゃうから、訂正する気もおきん…。
中国で起こったマックスファクターのSKII不買運動と同じパターンだ。あいつらは、いつまでこんな不毛な報復を繰り返すつもりなんだろうか…。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008103001000946.html
おとつい、日本の新聞である中日新聞にて、上記のような記事が出た。
『日本から輸入したしょうゆなどから有害物質トルエンと酢酸エチルが検出されたことが広東省検疫当局の調べで分かったと発表した。』
おおうこりゃー一大事だっ!
トルエンっつったら、シンナーの中毒成分で、俺はトルエン中毒の知人1人を含む集団にリンチされた事がある。
あのいっちゃった目はハンパではない。何回か経験がある、生命の危機の1つだった。
つーかそんなもんが日本の醤油から出てきた?発表したのは…中国国家品質監督検査検疫総局か。
とりあえず、日本のメーカー名公表待ち。こりゃ日本醤油メーカー終わったな。
【時事通信】トルエン検出の製品名公表=在北京日本大使館
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008103101149
『同総局が通報したのは、日本から輸入された「NH小包日式醤油」「NH小包わさびペースト」「公務小醤油」で、同総局はそれぞれヤマサ醤油、万城食品、キッコーマンの製品だとしている。トルエンは0.00064~0.0053ppm、酢酸エチルは0.417~0.537ppmの範囲で検出された。』
と、思ってたら、すぐ時事通信から昨日、後追い記事が出る。
製品名とメーカー、それと検出された量まで詳細に出た。うむ。いい記事だ。
…ナニ?
何その超微量な検出量。トルエンっつーたら、もっと大量に含まれてないと有毒じゃないんではないか?
そんなわけで、この時点で、単なる中国の嫌がらせである事が発覚したのだった。
まあ、「日本企業終わったな」とか、本当は別に思っていなかったわけで。なんだか「やっぱりなぁ」という気分が強い。ばかばかしい。
以下、とりあえずこの件で収集してみた情報群である。
まずは、日本醤油協会(PDF)の見解だ。ソースはここ。
http://www.soysauce.or.jp/news/files/20081031-01.pdf
時事通信が発表した、中共が検出した数値と、一般に含まれる同毒素の検出量を比較している。
摂取量が多ければなんだって毒なんである。
■今回中国で日本企業の醤油から検出されたとされる毒素の量:
トルエン最大0.0053ppm、酢酸エチル0.537ppm検出
■トルエンの検出安全基準
1.日本の水道水の水質管理目標値 →0.2ppm(mg/l)
2.WHOの水質基準ガイドライン →0.7ppm
■酢酸エチル
1.普通の醤油 15ppm
2.清酒 12~45ppm
3.米焼酎 25ppm
4.中国酒 1280~1390ppm
つまり、トルエンについて言えば、世界一の安全性を誇る日本の水道水よりも検出量が少なく、酢酸エチルに関して言えば、中国酒の2,600分の1というわけだ。
馬鹿馬鹿しいにもほどがあるな。これは。
続いて、今回槍玉にあがった3企業のプレスリリース。万城食品以外はコメントを出している。
面白かったのは、ヤマサ醤油だ。まさかヤマサ醤油の製品ですらないとは。ずさんさもここに極まれりといったところだ。
【ヤマサ醤油:ニュースリリース】
http://www.yamasa.com/news/details/5gtkfd000000a5sr.html
なお、報道で発表された「NH小包日式醤油」という商品名の商品は弊社にはありません。
醤油などの醸造製品には微量のトルエンや酢酸エチルが香気成分などとして含まれていることは文献や学会等で報告されております。
今回の中国当局によって発表されたトルエン及び酢酸エチルの検出量は日本醤油協会の見解におきましても充分に低いレベルにあると判断しており、人の健康に影響を及ぼすものではないと考えております。
【キッコーマン:プレスリリース】
http://www.kikkoman.co.jp/news/20081031.html?kh=top1031
この件につきましては、日本醤油協会よりすでに、「微量であり、人の健康に影響を及ぼすとは考えられない」 との見解が示されております。
弊社としましても、トルエンおよび酢酸エチルは、通常、しょうゆに含まれていること、検出量が微量であることから、人の健康に影響をおよぼすものではないと考えております。
なお、しょうゆ中に微量のトルエンが含まれていることについては、20年以上前より日本農芸化学会で報告されており 学会での定説とされています。
こうして、あきらかにバカにしている中共発表なんだが。
まず、こういう、故意に中国の非を隠して日本の食品会社から毒物が検出された事だけを報道し、必要な解説を行わない共同・時事の姿勢には、吐き気を覚える。腐っとる。
次に、第1報だけで印象が操作されてしまう、信じてしまう消費者の多さがすごい悲しい。
ちなみに、韓流ドラマにハマり、朝日新聞愛読のわが実家の母上は、
「蒟蒻畑を嘉人に与えてないやろな。あんたらも、あれは食べたらあかんで!」
と、まるでこんにゃくゼリーを毒物扱いである。もう喧嘩になっちゃうから、訂正する気もおきん…。
中国で起こったマックスファクターのSKII不買運動と同じパターンだ。あいつらは、いつまでこんな不毛な報復を繰り返すつもりなんだろうか…。