俺は、日本人を「バランス感覚に優れた人々」だと思っている。常に標準を求める。「出る杭は打たれる」等の諺にも、それは現れていると思う。
有名な、日本人を揶揄するジョークで、こんなのがある。
『沈没寸前の豪華客船、なんとかして、船から飛び降りてもらおうと、船員が考えた時、各国で最も有効な台詞はなにか。』
英「紳士はこういうときに飛び込むものです」
独「規則では海に飛び込むことになっています」
伊「さっき美女が飛び込みました」
米「海に飛び込んだら英雄になれますよ」
露「ウオッカのビンが流されてしまいました、今追えば間に合います」
仏「海に飛び込まないで下さい」
中「おいしそうな魚が泳いでますよ」
北朝「今が亡命のチャンスですよ」
韓「日本人はもう飛び込みましたよ」
日「みんなもう飛び込みましたよ」
※韓国は俺オリジナルジョーク。なかったから追加。
ジョークの起源がどこにあるかは判らないのだが、これが国際的に有名なジョークである事は確かで、日本人が「みんなと同じぐらいでありたい」と望む傾向は、国際的にも認知されているわけだ。
話は変わる。
メディアというものは、先進国であれば、どこの国でも左派に偏向している。で、今日、産経新聞記者の古森義久さんのブログで、米国民間のメディア研究調査機関「文化メディア研究所」が発表したキャンペーンを紹介していた。
以下に引用する。
大手メディアは最後まで民主党寄り偏向だった
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/781831
『ABC,NBC,CBSの三大ネットワークが10月12日までの2週間にペイリン副大統領候補(アラスカ州知事)に関して放映した合計69本のニュース報道の内容を調査した結果を報告書にまとめて発表しました。
同報告書によると、69本の報道のうちペイリン候補に対して肯定的な内容はわずか2本にすぎず、否定的な内容が37本、中立が30本、否定対肯定の比率は18対1以下でした。このうち肯定的な2本はペイリン候補の両親とのインタビューで、本人についての肯定的な報道は事実上、ゼロでした。とくに視聴率の高い夕方のニュースでは肯定的な報道は皆無だったとのことです。』
これは凄まじい。日本人で、偏向した報道にウンザリしている俺のような人には、ある種のデジャビュを感じる事ができるのではないだろうか。
そう。安倍政権を思わせる偏向ぶりである。
日本でも、数々の安倍政権の輝かしい実績をまったく報道せず、否定的側面ばかりを報道し、大臣のスキャンダルを次々に暴露し、民主党を参院選で大勝利に導いた、超素晴らしいマスコミの手腕と愚民化教育の成果は記憶に新しい。
そして…。
『なお付け加えるならば、民主党の副大統領候補ジョセフ・バイデン上院議員は放言、失言を繰り返しています。しかし大手メディアは批判的にそれを報道することがほとんどありません。ペイリン候補に対する批判的な態度とは根本から異なるのです。
たとえばバイデン候補が以下のようなことを堂々と述べました。
「1929年の大恐慌の際は民主党のフランクリン・D・ルーズベルト大統領がテレビに出て、アメリカ全国民に激励の言葉を送ったのです」
以上の発言には二つの致命的なミスがあります。
まず第一は1929年にはテレビがなかったこと、第二には同年の大統領はルーズベルトではなかったこと、です。
こんな失言をもしペイリン候補がしていたら、ニューヨーク・タイムズやCBSテレビはオニの首でも取ったように、大騒ぎをして、大々的な報道を展開したことでしょう。しかし民主党の候補には決してそんな態度はとらないのです。』
民主党への「ブーメラン禁止報道」。
なんと、こちらも安倍政権当時と同じなのである。当時、日本の民主党側も失言やスキャンダルはたくさんあったにも関わらず、ほとんど報道されていない。
これではまるで、日本のマスコミを見て、アメリカのマスコミがマネをしたようではないか!
話は冒頭に戻る。日本人のバランス感覚の話だ。
この、バランス感覚と、ネットリテラシーを手に入れた日本は、ある意味最強の民度を手に入れたのではないかと思うのだ。
ここ最近だが、日本で発生した事が、やがて世界でも発生しているような気がする。
すると、最近、中国に厳しい批判をせざるをえなくなってきている朝日新聞や、低モラルから売上が激減している毎日新聞のように、岐路に立たざるを得なくなった日本の新聞社と同じ現象が、アメリカのメディアででもやがて発生するのではなかろうか。
数年後、自分の先見性を誇れたらどんなにいいだろう…。そんな事を思うのであった。
P.S.
やっぱり、産経新聞の古森さん、福島さん、黒田さんはいい記事を書くなぁ…。
有名な、日本人を揶揄するジョークで、こんなのがある。
『沈没寸前の豪華客船、なんとかして、船から飛び降りてもらおうと、船員が考えた時、各国で最も有効な台詞はなにか。』
英「紳士はこういうときに飛び込むものです」
独「規則では海に飛び込むことになっています」
伊「さっき美女が飛び込みました」
米「海に飛び込んだら英雄になれますよ」
露「ウオッカのビンが流されてしまいました、今追えば間に合います」
仏「海に飛び込まないで下さい」
中「おいしそうな魚が泳いでますよ」
北朝「今が亡命のチャンスですよ」
韓「日本人はもう飛び込みましたよ」
日「みんなもう飛び込みましたよ」
※韓国は俺オリジナルジョーク。なかったから追加。
ジョークの起源がどこにあるかは判らないのだが、これが国際的に有名なジョークである事は確かで、日本人が「みんなと同じぐらいでありたい」と望む傾向は、国際的にも認知されているわけだ。
話は変わる。
メディアというものは、先進国であれば、どこの国でも左派に偏向している。で、今日、産経新聞記者の古森義久さんのブログで、米国民間のメディア研究調査機関「文化メディア研究所」が発表したキャンペーンを紹介していた。
以下に引用する。
大手メディアは最後まで民主党寄り偏向だった
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/781831
『ABC,NBC,CBSの三大ネットワークが10月12日までの2週間にペイリン副大統領候補(アラスカ州知事)に関して放映した合計69本のニュース報道の内容を調査した結果を報告書にまとめて発表しました。
同報告書によると、69本の報道のうちペイリン候補に対して肯定的な内容はわずか2本にすぎず、否定的な内容が37本、中立が30本、否定対肯定の比率は18対1以下でした。このうち肯定的な2本はペイリン候補の両親とのインタビューで、本人についての肯定的な報道は事実上、ゼロでした。とくに視聴率の高い夕方のニュースでは肯定的な報道は皆無だったとのことです。』
これは凄まじい。日本人で、偏向した報道にウンザリしている俺のような人には、ある種のデジャビュを感じる事ができるのではないだろうか。
そう。安倍政権を思わせる偏向ぶりである。
日本でも、数々の安倍政権の輝かしい実績をまったく報道せず、否定的側面ばかりを報道し、大臣のスキャンダルを次々に暴露し、民主党を参院選で大勝利に導いた、超素晴らしいマスコミの手腕と愚民化教育の成果は記憶に新しい。
そして…。
『なお付け加えるならば、民主党の副大統領候補ジョセフ・バイデン上院議員は放言、失言を繰り返しています。しかし大手メディアは批判的にそれを報道することがほとんどありません。ペイリン候補に対する批判的な態度とは根本から異なるのです。
たとえばバイデン候補が以下のようなことを堂々と述べました。
「1929年の大恐慌の際は民主党のフランクリン・D・ルーズベルト大統領がテレビに出て、アメリカ全国民に激励の言葉を送ったのです」
以上の発言には二つの致命的なミスがあります。
まず第一は1929年にはテレビがなかったこと、第二には同年の大統領はルーズベルトではなかったこと、です。
こんな失言をもしペイリン候補がしていたら、ニューヨーク・タイムズやCBSテレビはオニの首でも取ったように、大騒ぎをして、大々的な報道を展開したことでしょう。しかし民主党の候補には決してそんな態度はとらないのです。』
民主党への「ブーメラン禁止報道」。
なんと、こちらも安倍政権当時と同じなのである。当時、日本の民主党側も失言やスキャンダルはたくさんあったにも関わらず、ほとんど報道されていない。
これではまるで、日本のマスコミを見て、アメリカのマスコミがマネをしたようではないか!
話は冒頭に戻る。日本人のバランス感覚の話だ。
この、バランス感覚と、ネットリテラシーを手に入れた日本は、ある意味最強の民度を手に入れたのではないかと思うのだ。
ここ最近だが、日本で発生した事が、やがて世界でも発生しているような気がする。
すると、最近、中国に厳しい批判をせざるをえなくなってきている朝日新聞や、低モラルから売上が激減している毎日新聞のように、岐路に立たざるを得なくなった日本の新聞社と同じ現象が、アメリカのメディアででもやがて発生するのではなかろうか。
数年後、自分の先見性を誇れたらどんなにいいだろう…。そんな事を思うのであった。
P.S.
やっぱり、産経新聞の古森さん、福島さん、黒田さんはいい記事を書くなぁ…。