あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

趣旨替え様々

2013年01月25日 23時58分38秒 | 経済
 さて。日本の代表的な新自由主義者と言えば。この人だろう。

【産経】与謝野馨元財務相 「日銀に勝った」発想間違い
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20130125096.html?fr=rk

 とりあえず、俺はこの人が普通に主張する分には問題はなかろうと思ってる。
 日本には言論の自由があるのだ。議論大いに結構ではないか。

 でも。嘘はあかんよ。
 今日、この記事で、与謝野氏は嘘としか思えない事を話していた。

バブルの時代、土地と株は上昇したが物価の上昇は1%前後でしかなかった。物価を2%上げるのは極めて難しい。


 俺は以前、こんなエントリをアップしている。

【拙】本日の安倍晋三叩き7
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/1130198f47951076f69256f0bec4b700

 白川日銀総裁が「3%非現実的だ。80年代後半のバブル時期ですら、3%なんぞになっていない」って言ってたので、実際に調べてみたら、バブル時期のうち、85~89年だけ3%を超えていなかった。その他の時期は3%を超えている年がむしろ当たり前…というエントリである。

 1%前後って!
 なんぞ、また数字のトリックなんだろうか。白川だって、バブルを引き合いにだしてしまうと「3%未満」としか例示できなかったんだぞ?
 すると、土地の値段が物価に含まれてるのか?で、それを差っ引いて1%前後として、後に続く「物価2%上げるのは難しい」は前の文章にかかってないとかか?

 なんにせよ、これはペテンと言ってもいいであろう。
 しかも、

日銀は、物価上昇のための手段も方法も持ち合わせていないのが現状です。

 と言いつつ、

毎年2%ずつ上げるとなると、5年後には10%、10年後には20%の上昇となり、このような物価上昇には国民は黙っていないでしょう。


 とか、2%ずつ上がるだけで国民は黙っていないと、明らかに「物価が簡単に上がってしまう」事を前提として話してみたり、

政府が何か言って為替が反応するのはせいぜい1週間程度でしょう。

 とか、既に安倍政権の「口先介入」でどんなけの期間円安方向へ動いているのか、本当にわかってるのかという発言をしたりしている。

 モウロクしたな与謝野…。俺はちょっと悲しいよ。麻生総理の元、リーマンショックに立ち向かった、あの時の趣旨替え宣言はどこに行ってのよ。

 あ。趣旨替えと言えばやっぱ今日のTBSの朝ズバだね!

【痛いニュース】TBSが韓国をボロクソに報道したと話題に
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1748038.html

 三橋貴明氏のコメントを引用とか、気でも違ったのか。
 あの時間帯、もしかしてやっとマトモに見れる番組が出現したかもしれん。
 これなら確実に、すまたんよりマシと言えるわ。

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破壊外交-民主党政権の3年間で日本は何を失ったか-完全まとめ


麻生財務相がシブすぎる2

2013年01月25日 23時00分04秒 | 政治(安倍政権)
【拙】麻生財務相がシブすぎる
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/915c16fef92ee26450c935e1009ddc57


【zakzak】独メルケル首相「為替操作」と日本を批判 ダボス会議で
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130125/frn1301251213001-n1.htm

 俺のマイミクさんが、この記事をチェックしてて。

「メルケルさん。リーマンショック以降のユーロの動きを見てから言ってくれないかな?」

 とコメントをつけていた。
 うむ。まさしく同意見なんだけど。ここはこれ、別にドイツに俺は文句はない。
 というか、むしろメルケル氏がこういうのは当たり前であろう。それが外交というものである。

 何と言っても、ドイツは輸出依存度で韓国と競るほどの外需依存国家。他国には存在しない、ユニークな技術を多数持っている国が、貿易において強烈に復活しつつあるのだから。牽制してくるのは当然。こーゆー「口先介入」で、日本が方針を転換しないまでも、「もうちょっと目立たずにやろう」とか思ってくれたらめっけもの。なのである。
 それに、市場関係者は、「日本がそう思うかも知れない」という懸念を持つかもしれない。その効果も考えているわけだ。

 つまり、これについて必要となってくるのは、このメルケルの発言をうけてヘタれない日本の閣僚の発言となるわけだが…。

 さてはて。日本のコレ関係の閣僚さん、なんて言ったのかな?

【ロイター】財務相が通貨安競争批判に反論、「為替操作との批判あたらない」
http://jp.reuters.com/article/jpeconomy/idJPTYE90O01T20130125

 

 ロイター…。いい写真撮ってんなぁ。まあ、写真の是非はともかく。麻生財務相はこう言ってくれたわけだ。

「知ったことか」と。

 いやあシブい。カッコ良すぎるわ。実際、最近の日本の円安局面は、為替操作ではない。

【マネー辞典】為替介入
http://m-words.jp/w/E782BAE69BBFE4BB8BE585A5.html

通貨当局が外国為替市場を操作する目的で通貨を売買すること。急激な為替の乱高下は日本企業の経営悪化を招き、経済に影響を及ぼすため、中央銀行が円相場を安定させるために為替介入をすることがある。資金は外国為替資金証券を発行することによって得る。購入した外貨は外貨準備金となる。
為替介入は1990年代半ばから銀行が介入後すぐに公表するかたちで実施されていたが、2003年に円高を抑えるため隠密介入が実施され、日本銀行によって米ドルが買われた。この隠密介入によって国際的に批判を受けた。


 日本は、これまで怠ってきた国内への投資を再開しただけに過ぎない。
 別に、不当にドルやユーロを大量購入したわけでもない。しかも、アベノミクスで宣言したことの大半は、高度成長期時代に作りまくって老朽化が進んだインフラの再整備と、東日本大人災の復興促進である。ドイツは、本当に必要なインフラ整備すら、日本には許さないというのだろうか。はっきり言って内政干渉である。

 日本やアメリカは、ユーロ圏内の各国への輸出に大きく依存するという、構造的欠陥を持つドイツとは違う。ドイツ与党幹部である、ミヒャエル・マイスター議員の、「日本に必要なのは構造改革であり、為替介入ではない」という台詞は、如何にも日本の新自由主義者が好みそうな、使いそうな台詞だと思った。お前の台詞、そっくりそのまま返してやるよ。

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