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松山市の染井吉野桜が開花、昨年より3日遅く開花した

2020年03月27日 | 伊予松山歴史散策

新型コロナウイルスが蔓延している中松山も春本番、今年は温暖で染井吉野桜の開花が例年よりも早く宣言されるのではないかと地元TV局(南海放送)の新人女子アナが毎日現況報告を特番で報じた。

一昨日(3月25日)松山地方気象台の職員二人が5輪開花している状況を確認した。

例年であれば道後公園にある「植物季節観測標本樹(桜)ソメイヨシノ」の前で報道関係者と、市民に対して口頭で開花宣言をするが、今年は新型コロナウイルスが蔓延している関係で、松山地方気象台が準備した文字表現で開花宣言をした。

この行為は初めての事である。

開花は、昨年よりも3日遅く、平年の25日開花である。

此れから7日か10日で満開になると言う。

松山は明日から雨天の予報である。

  • 呟き:染井吉野桜は、天狗巣病になりやすくこの病気に罹り枯れ、また樹齢も短く全国の染井吉野桜の寿命が近づき倒木危険防止のためにも伐採が始まった。染井吉野桜に変わって天狗巣病に強い桜として「神代曙桜」が植え変えられている。
  • 平成17年度から染井吉野桜の配布を中止し、平成21年度からは苗木の販売を中止、神代曙(ジンダイアケボノ)への植え替えを推奨している。
  • 伊予松山城太鼓門前の染井吉野桜も昨年(令和元年)6月11日伐採された。
  • 気象台の「植物季節観測標本樹(桜)」は現在、染井吉野桜であるが、次世代の植物季節観測標本樹(桜)は、神代曙桜に変わるのでしょうか?

     

国指定・史跡「湯築城跡」に松山地方気象台が観測用として管理している「植物季節観測標本樹(桜)ソメイヨシノ」がる。

観測用染井吉野桜には、画像の表示板が設置されている。

国指定・史跡「湯築城跡」に松山地方気象台が観測用として管理している「植物季節観測標本樹(桜)ソメイヨシノ」で、開花が近づくと松山地方気象台の季節観測官二人が、午前中1回、午後1回確認に来る。

一昨日(3月25日)松山地方の染井吉野桜が開花したと宣言された。

画像は、3月26日午後2時過ぎに撮影した観測用の染井吉野桜である。

昨年よりも3日遅く開花した。

此れから7日か10日で満開になると言う。

史跡・湯築城跡には「伊佐庭如矢」の記念碑がある。(揮毫は、安倍能成)

伊佐庭如矢の特筆事項は、
現在の道後温泉本館は伊佐庭如矢が計画し建築したもので、日本で初めて温泉施設が国指定の重要文化財として指定された。

また

「松山城天守存続に尽力した」

明治6年2月政府は、廃城令を出して旧権力の象徴である城郭を取り壊すと共に、売却による維持経費の削減を図ろうとした。

伊予松山藩は、親藩がゆえに幕末朝敵とされ松山城の売却取り壊しは免れぬ状態であった。

存続を願い伊佐庭如矢は、大蔵卿大久保利通に城郭を公園化する事で、庶民の観覧のためにと存続上申した。

維持費は地元で負担する事を条件で、内務卿木戸孝允は公園化を条件で認め存続を許す事になった。(全国に19の天守を政府は残した。その内大東亜戦争の戦火で7天守が焼失し12の天守が残った・・これが現存12天守である。

政府も各地の城の取り扱いに困っていたので、伊佐庭如矢の公園化計画は一つのヒントになり、その後各地の城は公園化が推進され存続した。

揮毫者、安倍能成の略歴

松山市出身の哲学者、教育者、政治家で法政大学教授・京城帝国大学教授・第一高等学校校長・貴族院勅選議員・文部大臣を歴任して、貴族院帝国憲法改正案特別委員会委員長・そして学習院大学長を務められた。学習院の校歌の作詞は、安倍能成である。

位階は、正三位である。

伊佐庭如矢が、愛媛県の吏員時代に愛媛県参事名(起案をしたのは伊佐庭如矢)で伊予松山城の存続の儀 内務卿大久保利通に送った申上候書。

 

伊予松山城の存続の儀 申上候書

伊予松山城の存続の指令書は愛媛県県立図書館に保管されている。

史跡・湯築城跡には「伊佐庭如矢」の記念碑がある。(揮毫は、安倍能成)

その説明。

現在の松山市の発展に尽くした最大の功労者「伊佐庭 如矢」。

伊佐庭 如矢の四大功績。

湯築城は、室町時代から安土桃山時代にかけて約250年間に渡り伊予国の守護であった河野氏の居城として存続した城跡である。
最後の城主は福島正則で、その後江戸時代となり、政治の中心は加藤嘉明が築城した松山城に移り、湯築城は廃城となる。

日本100名城第80番に指定されている。

国指定、史跡「湯築城跡」の模型で印の所に松山地方気象台が管理する染井吉野桜の標本樹がある。

国指定・史跡「湯築城跡」には沢山の種類の桜が植栽されており画像の様に満開の桜もある。

国指定・史跡「湯築城跡」の内堀に鷺がやって来た。

鷺も桜を鑑賞に来たのか!!

令和2年3月25日、松山地方気象台植物季節観測官二人が、染井吉野桜5輪開花したことを確認した。
(南海放送TV画像引用)

新型コロナウイルスが蔓延のため、松山地方気象台観測以来初めてとなる「文字表示」で松山地方の染井吉野桜の開花宣言をした。

 

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