午前中のJSEPTIC-CTGは、はじめてのこころみとして会議の様子をUstreamで配信しました。
メイントピックである第3弾(CRBSI挿入時のクロルヘキシジン消毒、ICUにおける体重測定と輸液バランス、どちらが正式な第三弾になるか競争ですね)に関して熱い討論がかわされました。武蔵野赤十字病院の安田先生、試験前の忙しい中、ご苦労さまでした。また、セミナーの演者であった岡山大学の江木先生がディスカッションに加わってくれ、臨床研究のエキスパートの視点から、すばらしいヒントをもらいました。兵庫医大 竹田先生、井手先生、東北大学 志賀先生、JAとりで総合医療センター 佐藤先生、京都大学 山下先生、自治医大さいたま医療センター 笹渕先生、ありがとうございました。
ためしにUstreamで配信しましたが、画像、音声、質などが悪かった、討論に参加できずにフラストレーレーションを感じた、というご意見を頂戴しました。まったくその通りで、もうしわけございませんでした。会場の関係でいつも配信が可能かどうか不明ですが、今後の検討課題とさせてください。
その他にもご意見がございましたら、遠慮なく。
次回は12月のセミナーの午前中です。技術的な問題でインターネット配信ができるかどうか未定ですが、お時間のあるかたはインターネットだけでなく一度ナマの空気を感じにいらしてください。そして是非研究にもご参加ください。研究の種類によりますが、今後ますますオーサーになれるばかりでなく、ファーストオーサーで書いていただくものが増えると思います(第2弾CRRTのパート2、パート3、第3弾など)。誰にでも門戸は開かれています。チャンスです。
午後のセミナーは、栄養に関する濃い内容になりました。150名の方にご参加いただきました。演者の筑波大学 寺島先生、神戸市立医療センター中央市民病院 東別府先生、東京大学 深柄先生、岡山大学 江木先生のご講演は、どれも知識のよい整理になったと思います。
最後のパネルディスカッションは、上記4人にパネラーとして再度ご登壇いただき、栄養を普段どのように行っているかをプロコン形式でディスカッションしてもらい、クリッカーよる投票をリアルタイムに表示して、フロアーの方々の意見がパネラーの方々のディスカッションでどのように変わるのか、他の人やエキスパートがどのような考え方を持っているか“あそびながら”知ることを主旨に行いました。
そして、パネルディスカッションの最後に、あらかじめ書いてもらった質問をパネラーに答えていただきました。たくさんあり、すべてにお答えするのは不可能でした(各演者の講演の最後の質問タイムに質問が出ないのに何で? と思うぐらい。学会と違いくだけた雰囲気のJSEPTICですから、人前でしゃべる、討論する練習と思って質問タイムにも是非ナマの声を聞かせて下さい http://blog.goo.ne.jp/jseptic/e/e6a3e75b3628816b489114b13c698c97 )。
有志による懇親会には、寺島先生、江木先生、東別府先生も参加して下さいました。ホンネトークが繰り広げられ、楽しいひとときを過ごすことができました。
自分がレジデントの頃にこのような機会あったら、きっと人生は違ったものになっていただろう、長い目で見れば楽観的になれる(呑気になり過ぎても困りますが)、とつくづく思い帰路につきました(贅沢をして東京から新幹線に乗ったら寝過ごして高崎まで行ってしまい、慌ててUターン)。
運営を行って下さったコンパスの方々、いつも熱心に聞いて下さるIntensivist編集部の方々、セミナーの運営を全面的にサポートしてくれた志賀先生、ありがとうございました。