苦労の先に。

大阪まで、往復９５０キロ。
本当は友人と２人で交代で運転していく予定だったのだが、急遽友人が行けなくなってしまい、一人で大阪に。

時間にして、片道１１時間。ずっと座りっぱなし。
同じ姿勢で、凝り固まってしまった筋肉をほぐすために、今日は工房の裏にある鳥ノ胸山に登ってみた。

のんびり行けば、いずれゴールに到着するはず。
しかし、その道程は想像以上に長く、険しかった。

進めど進めど、ゴールに近づいている感覚がまるでない。
先が見えないとは、まさにこの事か。

疲れが徐々に広がっていく。
でも、進むしかない。
後戻りは出来ないのだ。

かなりの疲労を感じながらも、ゴールの標識が出てきた事で、少し元気が出てきた。
あと少し、あと少し、そう思いながら、前に進む。


そして、ようやくゴールに到達。
気持ちよい達成感。
そして、ゴールにはうれしい出会いがあった。

大阪では、テーブルをご注文くださったお客様があたたかく迎えてくれ、鳥ノ胸の頂上には東京からいらっしゃっていた５人組の方たちと、一緒に美しい風景を楽しむ事が出来た。

大阪のお客様は、本当にテーブル気に入っていただけようで、やっぱり自分で納品に伺ってよかったと思った。
山頂で出会った方々には、１０月に行われる多摩くらふとフェアのご案内をしたところ、遊びに来てくださるとおっしゃっていただいた。


どちらの方も、初めてお会いする方だったのだが、とても楽しい時を過ごすことが出来た。
そして、再びお会いすることをお約束した。



大阪に行かなければ、鳥ノ胸山にも登ってなかったはず。
出会いというのは、いろんな偶然によって、起こるものなのだろう。


遠い道程でも、いつかは辿り着き、そしてそこには、頑張ったご褒美が待っているはず。
どちらも、ちょっとキツイ道程だったが、行ってよかったと思える旅だった。（笑）


鳥ノ胸山は標高１２０８メートル、往復３時間の道程だった。
運動不足の体には、ちょっとキツかった。（笑）