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 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

1年経ちました。

2012-03-11 19:38:08 | 震災
何か書かなければと思うけれど、何を書いたらいいのか。
思うことがいっぱいあり過ぎて、何を書いたらいいのかわからない。


震災のこと、原発事故のこと、これまでにも書いてきたし、これからも書いていく。
このことは、今日だけ思い出せばいいことじゃない。これからずっと考えていかなくてはいけないこと。


10万年先までも・・・







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震災がれきの受け入れについて

2012-02-03 21:18:50 | 震災
がれきの受け入れには賛否両論あると思います。
放射性物質を拡散してはいけないということもよくわかります。


しかし、がれきを被災地に押しつけたままでは、いつまでたっても復興は有り得ないのではないでしょうか?
何でもかんでも、がれきの受け入れにNOでは、原発の恩恵だけを受けていて、リスクは地方に押し付けてしまうことにはならないでしょうか。

放射性物質は、核実験等ですでに世界中に拡散しています。
今さらとは言いません。これ以上、拡散することはしない方がいいのもわかります。しかし、そのために被災地が復興できないままにしておいていいのでしょうか?


河野太郎さんのブログで、がれきの受け入れについて書かれていました。

震災がれきの受け入れに賛成する


原発事故の痛みを、被災地だけに押しつけたままにするのは、やっぱり申し訳ない気がします。
どうしたら、がれきを受け入れるかを考えることも大事だと思います。







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7ヶ月

2011-10-11 20:44:02 | 震災
震災から今日で7か月が経ちました。

自分が生活していくので精一杯で、忘れてしまいそうになります。


今年は地震、原発事故、台風・・・
平凡に生活するのって、実はけっこう大変なんだぁ~って思います。


どこかのテレビでやっていた、被災地の子どもたちの将来の夢が「今までの生活にもどる」ということでした。
将来の夢が、「今までの」です。

今までだったら、もっと大きな夢があったでしょうに・・・


今の生活が、ひとたび何かが起こると、夢になってしまうかもしれないのです。



僕から見れば、仮設住宅だって、うちより十分暮らしやすい生活に思えます。
今までと比べるから、不満が出るのでしょう。

だから、現状の生活が当たり前だと思わず、もっと感謝しながら生きていかなければいけないのではないでしょうか。


これから寒さがどんどん増していきます。被災者の方々には厳しい季節となることでしょう。
せめて、原発事故さえなければ、もっと早く復興できたのではと悔やまれます。


もっともっと便利な生活もいいかもしれませんが、何が必要で、何が不必要なのかを考えながら生きることが大事なのではないでしょうか。






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半年

2011-09-11 18:47:07 | 震災


メダカの稚魚が産まれたのは、もうずいぶん前だったような・・・





姿形はすっかり親と同じ。色もハッキリ着いて来た。

でも、まだ2か月も経ってなかった・・・。



半年って、すごい長い時間。
なのに、いまだに希望が見えない。

震災復興、原発事故の終息。


見えてきたのは、腐った世の中の仕組み。
でも、それを見ていなかった自分たちにも責任があると思う今日この頃。






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隠れたヒット商品の裏側

2011-05-31 20:29:11 | 震災
今週末は杜の市

最近、やっとクラフトフェアでもそこそこ売上げを上がられるようになって来ました。(赤字にはならないってくらいですが)


で、けっこう頑張ってくれるのが、この木製トレー。



時々まとめて作るんですが、いつの間にか売れちゃっている。


杜の市は大きなイベントなので、ちょっと多めに持っていこうかなと思って現在制作中なんです。



このトレー、板の部分は合板を使用しています。
全部、無垢で作ると、かなり高価なモノになってしまうので価格を抑えるために使っているんです。
合板は反りや伸縮の心配が少ないため、そのことを考慮しなくて作らなくていいだけでも、コストダウンに繋がるんです。

しかし、この合板も震災以降かなり高価なモノとなっています。
というのも、東北には多くの合板メーカーがあり、震災の影響で合板不足となっているらしいのです。
また、被災地での需要もかなりあり(仮設住宅等)、これも拍車をかけていると思われます。

トレーに使っている合板も以前の価格に比べると、現在は1.5倍から2倍程度になっています。
うちでは、ある程度、ストックしておいたので、まだしばらくは作ることが出来ますが、このまま価格が下がらなければ、作るのをしばらくやめるか、価格をちょっと上げなければいけなくなるかもしれません。コストを下げるために使っていた合板なのに、価格が上がってしまうのでは、あまり意味がないです。


せっかくの売れ筋商品、これからどうなるのかな?
なんて思いながら、今日もトレーを制作していたら・・・



石巻合板工業(株)


石巻って、あの石巻?


作業終了後、すぐにネットで調べてみました。



そしたら、やっぱり宮城県石巻市の会社でした。
現在、休業中で再開の見込みが立ってないとのことです。また従業員の方、3名がお亡くなりになったそうです。


合板の価格が上がっていて、震災の影響を感じてはいましたが、実際に使っているものが被災地で生産されているモノだったと思うと、より一層に影響を身近に感じます。


震災で被害に遭われた方、お亡くなりになられた方に、改めてお見舞いとお悔やみ申し上げます。





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支援の仕方

2011-04-21 18:03:55 | 震災
僕がボランティアに行っていたのは、勿来地区災害ボランティアセンターです。

勿来は、福島県いわき市にあります。
しかし、隣町の小名浜漁港の被害がひどく、勿来がメディアに取り上げられることは少ないみたいです。














これは、小名浜漁港で見た光景です。


やっぱりこういうのはセンセーショナルで、インパクトがあります。


メディアは、被害のひどいところをこぞってオンエアします。
その影に隠れて、まだまだ支援が不足しているところがたくさんあるのではないでしょうか?


勿来には、こんなセンセーショナルな場面はありませんでした。
でも、家は崩壊し、道路は割れ、断水はいまだに続き、たくさんの方々が苦労されています。

どうしても支援が大きな被害のあった場所に向きがちですが、もし募金箱にお金を入れるならば、赤十字に一旦預けるのではなく、直接ボランティア団体に寄付する手もあると思います。

例えば、勿来地区災害ボランティアに活動支援金を送れば、そこでお金が使われます。自分のお金がどこでどう使われるか見えるのは、どこで誰のために使われちゃうかわからないより、寄付しがいがある気がします。(笑)


気仙沼とか、石巻とか、南相馬とか、そういうところも大変ですが、メディアに出ないところにも目を向けなくてはと思うんです。




今日、材木屋さんが材料を持ってきてくれました。
材木屋さんは千葉にあります。ここも液状化現象で大変な被害があったそうです。でも、そんなに大変なんて知りませんでした。あっちもこっちも大変なんです。


今日、入荷した材料で、今打ち合わせ中の蔦谷さんのデスクを作る予定です。材料がいつ入るかわからないのに待っていていただきました。
打ち合わせの途中で、僕がいきなりボランティアに行ってしまった時も、「僕のデスクは遅くなってもいいんで、頑張ってボランティアしてきてください」って言っていただけました。
とても感じの良い方です。今日22時から、J-WAVE「HELLO WORLDに出演するそうです。音楽好きの方は聴いてみてください。


みんな、震災の影響を受けているんです。みんなで頑張らないとです!







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風評被害や差別

2011-04-20 16:27:44 | 震災
福島に約1週間行っていました。僕も被ばくしているはずです。

でも、たった1週間です。
そこで暮らす方はこの先、何年、もしかしたら何十年、被ばくし続けなくてはいけません。


ボランティアしている時に、地元の人に言われました。
「放射能は怖くないんですか?」


確かに、福島に行く前までは、ちょっと怖かったです。
マスク、絶対しなくちゃとか、雨が降ったら外出をやめようとか・・・


でも、あまりにもそこにいる人たちが自然に暮らしているので、そんな気持ちはなくなっちゃいました。


福島のみなさんが、一生懸命復興に向けて頑張っているのに、なぜ風評被害や、差別が起こるのでしょう?
それは簡単です。みんな知らないからです。


市場に出ている野菜は安全だと言っても買わなかったり、被災地の人から放射能がうつるとか・・・

放射能がうつるなんてことはありませんからね。



東京の人は、福島の女性を嫁にもらわないとか、「いわき」ナンバーの車で入荷に行ったら、他県ナンバーに積み替えてから、入荷してくれと言われたとか、地元の人が言ってました。

もし、これが本当ならば、震災で、原発で、苦しんでいる人たちに、なぜさらに苦しみを与えるのでしょう?
また、事実でなかったとしたら、そうまで思い込ませてしまう要素が世間にあるのではないでしょうか。







僕も実際に行ってみて、よくわかりました。
思っていたよりも、ビビる必要はないって。


だって、みんな元気に暮らしているんですから。


被災者の人に「がんばろう!」って言っちゃいけないとか言う人もいますが、もうみんな「がんばろう!」っていう気持ちになっています。
街中、「がんばろう!」の貼り紙だらけです。


遠くにいると、わからないことがいっぱいです。
わからないなら、ちゃんと理解しようとしないと、へんな差別に繋がってしまうかもしれません。
憶測で判断せず、ちゃんと自分で調べて、納得して行動することが大事だと思います。










福島からの帰りに見た牛たちです。
こいつらは、どこに行くんでしょう?

人間のために生まれ、育てられ、そして人間の都合で殺されてしまうのでしょう。
どうせ、殺されるなら、生まれ持った使命を果たしてから、死んで行ってくれればと思います。








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帰ります

2011-04-18 00:09:24 | 震災
慣れないボランティアなんかしちゃったら、ちょっと疲れました。(笑)


後先考えず、行動しちゃうのは、家具屋になろうと思った時もそうでした。

考えたら行動出来なくなっちゃうでしょう。
根が小心者ですから。(笑)


明日、道志村に帰ります。(もう今日か)


でも、ここで終わらせちゃダメなんですよね。
今回のことは、続けることが大事です。
震災も原発も、まだまだ問題山積みです。

まだまだ、以前みたいなアホなブログは書けません。(笑)


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日本人って…

2011-04-17 03:36:17 | 震災
今日はちょっと辛口で。




その日、ボランティアに何人来るかっていうのは、わからないんですね。どんな人がどのくらい来るかは、当日わかるんです。
人数的には、平日は少なく、休日は多いっていうのは、予想出来るし、実際にそうみたい。


で、集まった人をその場でグループ分けして、現場に行くんです。

事前にどんな仕事かは聞いてあるんですけど、実際に現場に行かないと、具体的な作業内容はわからない感じ。

で、現場を見て、リーダーが作業手順を指示するんですけど…


政治の世界と一緒で、なかなか的確に指示を出せるリーダーは少ない感じです。

それでも平日はボランティアの意識が高い人?が集まるみたいで、個々が自分で判断して作業出来るみたいなんですが、休日はそういう人ばかりでもないようで、特に団体で来るグループなんかは、中には何となく来ちゃった人もいるのかな?って…

そういう時、ちゃんと指示出来るリーダーがいればいいんですが、うまく指示してあげられないと、仲良しグループが固まって作業始めちゃう。
おいおい、そこにそんな人数いらないだろ(笑)
自分で仕事見つけられないんですよね。
誰かの真似しないと仕事出来ない。

これって、サラリーマンやっていた時も感じたんですよね。

もっと考えて働けないの?って。
言われたことやるだけじゃなくて、全体の仕事見て、どんな風にしたら、効率的に作業出来るか、個々がもうちょっと考えて動けないの?ってね。


まあ、ボランティアだから、効率的にやらなくてもいいのかも知れないんだけど、せっかくの善意がもったいない気がしちゃうね。

みんな、優しい気持ちで来てるんだけど、それをちゃんと形に出来るようにしないとって思います。

「ボランティアやっています~」って、その場にいることも素敵な行動だけど、もう一歩踏み込んで作業しないと。
サラリーマンなら、無能な上司のせいにしておく手もあるけど、ボランティアは気持ちだからね。
せっかく来たなら、出来るだけ、作業が進むように個々がもっと考えて行動しないと。


まあ、4日ばかりやった僕が言うのは生意気かとは思うんですが、仲良しグループが出来て、なあなあな感じは、政治もサラリーマンもボランティアも一緒かなって(笑)

日本人の気質?
いいところでもあり、悪いところでもある気がします。


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