恵比寿図 絹本掛け軸
江戸時代の絵師狩野常信(1636-1713)のものだといわれ、昔から実家にありました。
毎年1月15日だけに床に掛けられる軸で、古色蒼然としています。
常信の署名と落款、毎月1日と15日にはお赤飯、1月15日にはこの軸の前で小豆粥を食べた家族の思い出が残っています。
鎌倉彫の椿の帯止め、亡母が娘時代にお稽古で作ったものです。
そういえば、椿の花がだいすきで、庭には何種類もの椿が植えられていました。
草木染を習っていた頃、すきな俳句を集めて草木染作品としての句集「冬麗」を作ったことがありますが、それを入れるための帙(ちつ)、友だちのお母さまのお茶席用の着物地を貼ってあります。
蓋をあけると、内箱の一辺(右側)がすっとひらいて中の本が取り出しやすくなっている装丁で、すこし若いときなので、比較的きちんと仕上がっています。
何日か前の暖かかった日のバス停への道筋にあるお宅の南天、竹垣に映る影も日本画の世界、
大きな夏みかんも日差しを受けて輝いていました。
一転して、寒波到来の昨日の朝、この辺りも雪景色、今朝も雪が降っています。
雪の中の裏の田んぼの昨年の稲株、
花壇にこぼれ種で芽吹いたカモミールの花も震えています。
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和の小物、手元にあるものを脈略もなくアップしましたが、今日で終わり、明日からはハウステンボスの旅の画像をアップの予定です。