東京の門松は松と竹だけですっきりしていました。
そういえば、新春の六本木ヒルズのイベントでにみんなで歌った「1月1日」の歌詞にも、
年のはじめの ためしとて
終わりなき世の めでたさを
松竹たてて 門ごとに
祝う今日こそ たのしけれ
とあるし、元々、松と竹だったのでしょう。
ビルなどに飾られた立派なものばかりではなく、家や船に若松の枝が飾られているのがいい感じでした。
門松(かどまつ)は、お正月に家の門の前などに立てられる一対になった松や竹の正月飾りのことですが、古くは、木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、門松は年神を家に迎え入れるための依り代という意味合いがあったそうです。
新年に松を家に持ち帰る習慣は平安時代にはじまり、室町時代に現在のように玄関の飾りとする様式が決まったといわれています。
名古屋熱田神宮の「熱田祭典年中行事図絵」が、門松のはじまりのようすとして、NHKテレビのあさイチで紹介されていました。
注連飾りと餅花はすこし華やかでした。
広島の門松は、竹は3本か5本、松の下に、梅、南天、紅白の葉牡丹などを植え込んだものが多いようです。