スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

吟道を中小企業幹部の方に何故勧めるか その2/全3回

2012-09-12 09:35:11 | 中小企業支援

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・・・・・・・・・・前回その1から続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ところで、約10年前に「声に出して読みたい日本語」がベストセラーになった。

腹から声を出す例として

謙信が川中島で信玄に単騎迫った有様を描いた

鞭声粛々夜河を過る      べんせいしゅくしゅくよるかわをわたる

暁に見る千兵の大牙を擁するを あかつきにみるせんぺいのたいがをようするを

遺恨なり十年一剣を磨き    いこんなりじゅうねんいけんをみがき

流星光底長蛇を逸す      りゅうせいこうていちょうだをいっす

が詩吟の定番として掲載されている。

その説明に詩吟のポイントは「腹から声を出すことである、

詩吟にはいわゆる美声は必要なく、

丹田から生まれ、晴朗で豪快味のある声がふさわしい、

さび声もまた良い」とされている。

漢詩は一音一音をはっきりと声に出すのがポイントであるが、

私達は日常では全ての音を均等に・はっきりと発音していない。

だから、詩吟の様に声をはっきり発すると、

響きとしての言葉の生命力を感じる、

魂が揺さぶられるような力があると記してある。

つまり詩吟では「詩文の語り」に一切節を付けずに、

その余韻の中に旋律(メロデー)を付け、

更に余韻の中に自分の感動を込め、

この感動を聞くものに伝えると良いということである。

・・・・・・・・・・・・・・・次回のその3に続く・・・・・

 

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