実体経済の改善を伴わない『株高』と、『円安』による莫大な為替差益によって
輸出産業を中心に『経常収支』が改善していることで、景気が良くなったかの
ようにマスメディアが『アベノミクス』 とか云う馬鹿げた政策を持ち上げる中、
殆ど全てを輸入に頼る原油の購入価格は円ベースでみれば高騰。
ガソリンや灯油の価格は、『上げ止まり』どころか日に日に上昇を続けている。
こちらは、今日給油したスタンドでの写メ
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今朝の西日本新聞が、これを1面TOPで取り上げていたので、写メしてみた。
↓ その中の、ここ数ヶ月の値上がり状況を示すグラフの部分拡大
↓ 九州各地のガソリンと灯油の1週間(2/4-12)での価格上昇
この記事を西日本新聞のWebサイトで探したが見つからなかった。
(しかし、石油各社や原油輸入商社は為替予約やドル建て資産所有によって、
本当は対応する余力が充分あるのではないか? と私は思っている。)
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ガソリンや灯油の高騰は特徴的であるが、去年からデフレ宣伝とは裏腹に
庶民がスーパーで買う食料品の中には、値上がりしているものが数多くある。
小麦粉関連製品や食用油関連製品などが、徐々に上がっている。
円安の影響かどうかは解らないが、野菜も高止まりしている。
農家は、ハウス栽培に掛かる「エネルギー代」の高騰で、経営に四苦八苦。
酪農家も、輸入が大半を占めるトウモロコシや合成飼料の値上がりに悲鳴。
ボロ儲けしているのは、株式資産を大量に所有する大企業と資産家だけ
と云うのが『アベノミクス』とか言う変な経済政策の「口先効果」の結果。
9割の国民の生活は苦しくなるばかりで、実態が伴わない『見せかけ景気』
だから、参議院選挙まで持つかどうか疑問符が付く???
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ジョージソロス氏などのヘッジファンドは、去年11月頃から円安を
仕掛け、莫大な利益をあげたらしい。ソロス氏だけで10億ドル!
しかし、引き時を見計らっているようで、イザと云う時には一気にドル売り
を仕掛けてくる可能性があるとのこと。 そうすると、再び円高に。
【ただ、短期取引のプロであるヘッジファンドは一定の利益を確保したら
反対売買に出るのも速い。】 (日経 2/15)
ヘッジファンドは、高くなろうが安くなろうが儲けることができるコツを
知っているので(空売り等)、損をする事はない。
儲けがあると云うことは、誰かからお金が移転している(損をしている)訳で
それが、回り廻って我々庶民であることは確かなのであるが気付いていない!
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【関連記事】
ガソリンが"10週連続"値上がり
灯油は11週連続--「円安」「原油価格上昇」
#マイナビニュース# - 2013年2月15日(金)11:48
ガソリンが10週連続、灯油も11週連続値上げ
(読売新聞) - 2013年2月14日(木)17:56
ガソリン小売り、10週続け値上がり 灯油は11週連続
(朝日新聞) - 2013年2月14日(木)19:38
ソロス氏のヘッジファンド、円安で10億ドルの利益
日本経済新聞 - 2013年2月15日(金) 8:25
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ガソリンが"10週連続"値上がり
灯油は11週連続--「円安」「原油価格上昇」
#マイナビニュース# - 2013年2月15日(金)11:48
経済産業省 資源エネルギー庁は14日、2月12日現在のレギュラーガソリンの全国平均小売価格が、前週の151.7円より2.1円値上がりし、1リットル当たり153.8円になったと発表した。値上がりは10週連続となる。
調査を担当したみずほ総合研究所によると、原油価格の上昇に加え、為替市場の円安が輸入価格を押し上げたことが要因だ という。
今後についても「当面値上がりが続く」と予想している。
軽油も10週連続で値上がりし、1リットル当たりの全国平均小売価格は 前週比1.9円高の133.2円。
灯油も11週連続で値上がりし、18リットル当たりの店頭価格は 同 18円高の1,821円となった。
ガソリンが10週連続、灯油も11週連続値上げ
(読売新聞) - 2013年2月14日(木)17:56
資源エネルギー庁が14日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(12日時点、1リットルあたり)は前週比2・1円上昇して153・8円だった。
値上がりは10週連続となる。灯油(18リットルあたり、店頭)も18円上がって1821円と、11週連続で上昇した。
世界経済の回復期待から、高止まりしていた原油価格がさらに上がる傾向にある上、このところの円安で石油元売り各社の輸入費用がふくらんでいることが要因だ。レギュラーガソリンの値上がりが10週間続くのは約2年ぶりだ。
ハイオク(1リットルあたり)は2・0円高い164・6円、軽油(同)は1・9円上がって133・2円だった。
ガソリン小売り、10週続け値上がり 灯油は11週連続
(朝日新聞) - 2013年2月14日(木)19:38
みずほ総合研究所が14日発表した全国平均のレギュラーガソリン価格は、前週から2・1円上がり、1リットルあたり153・8円になった。値上がりは10週連続。円安が続いていることに加え、原油の国際相場価格が先週から上がり、輸入価格も上昇しているためだ。
みずほ総研が資源エネルギー庁の委託を受け、毎週発表している。
調査は12日時点で、すべての都道府県で値上がりした。
なかでも高知(7.5円)や神奈川(4.3円)、東京(3.5円)の値上がり幅が大きい。
みずほ総研の担当者によると、高知のガソリン価格は、全国平均で150円を超えた1月中旬以降も146円台だったが、円安による卸価格の値上がりに給油所が耐えられなくなり、一気に値上がり したようだ。
ソロス氏のヘッジファンド、円安で10億ドルの利益
日本経済新聞 - 2013年2月15日(金) 8:25
【ニューヨーク=伴百江】
米投資家が為替相場の円安に賭けて巨額の利益を得たことが明らかになった。
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると著名投資家の ジョージ・ソロス氏率いるヘッジファンドが昨年11月以降、円の下落を見込んだ取引で約10億ドルの利益を得た と報じた。
デイビッド・アインホーン氏率いるグリーンライト・キャピタルやダニエル・ローブ氏、カイル・バス氏など著名ヘッジファンドの投資家も円安に賭ける取引で利益を確保したという。
これらの投資家は安倍政権誕生の直前から円安を見込んだ取引を加速させた。
オプション取引などのデリバティブ(金融派生商品)を通じて円売りポジションを取る手法などを利用しているという。
ヘッジファンドによる円売りと安倍政権誕生が為替市場の円安に拍車をかけたとみられている。
ソロス氏は1990年代に英ポンド売りで巨額の利益を得たことで知られる。当時は英中央銀行の政策に反対してポンド売りをしかけたが、今回のヘッジファンドによる円売りは日銀によるデフレ対策の成功に賭けている点が対照的だ。
ただ、短期取引のプロであるヘッジファンドは一定の利益を確保したら反対売買に出るのも速い。
それだけに円安傾向に乗じてこれから円を売る投資家は遅きに失する可能性もある。
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