塩村東京都議が「妊娠や出産」に関する東京都の支援政策を質問している最中に破廉恥で低俗な野次を男性都議が行った問題が世界中に報道される恥ずかしい事態になっている。
都議ヤジ、海外も報道「五輪開催東京に批判押し寄せた」
(朝日新聞)- 2014年6月21日(土)23:09
<都議会ヤジ>女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも
(毎日新聞)- 2014年6月21日(土)13:07
【6月22日追記】
やじ問題で欧米メディアが批判 「性差別の暴言」
(西日本新聞)- 2014年06月22日 21時51分
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都議ヤジ、海外も報道「五輪開催東京に批判押し寄せた」
(朝日新聞) - 2014年6月21日(土)23:09
「ヤジによって、20年五輪を開催する日本の首都東京に批判が押し寄せた」。ロイター通信は東京発でこう伝えた。
米CNN(電子版)は、都議会の動画と共に「女性議員の質問が『自分が結婚しろ』との叫びに遮られた」と掲載。
英紙ガーディアン(電子版)は、ヤジを「保守的な自民党の議員が発したと思われる」と
<都議会ヤジ>議員の特定と処分求める署名6万8000人超
(毎日新聞) - 2014年6月21日(土)23:32
自民党東京都連に、ヤジを飛ばした議員の特定と処分を求めるインターネット上の署名の賛同者が21日、6万8000人を超えた。
呼びかけているのは「東京都議会における差別発言を許さない市民一同」。
<都議会ヤジ>女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも
(毎日新聞)- 2014年6月21日(土)13:07
東京都議会本会議でみんなの党の塩村文夏(あやか)議員(35)に女性蔑視のヤジが浴びせられた問題が海外で広く報じられている。2020年東京五輪・パラリンピックで世界に東京の魅力をアピールする絶好の機会となるはずが、イメージダウンにつながりかねない状況だ。
米CNN(電子版)は「性差別は日本企業では一般的」と報道。女性の社会進出を経済成長へつなげようとする安倍政権の「ウィメノミクス」政策に言及しながら、「依然として男性が社会的地位の大半を占め、高所得を得ている」と日本社会の現状を批判的に伝えた。
ロイター通信も「女性議員が独身で子供がいないことにヤジ。批判が噴出」と速報。日本企業の慣例として「女性は結婚・出産後に退職を勧められることも多く、働く女性はお茶くみなど、さまつな仕事をさせられる」と労働環境を批判。「ヤジで20年にオリンピックを開催する東京都にクレームが殺到した」と伝え、五輪開催地としての自覚も疑問視した。
また、共同通信によると、フランス公共ラジオは「日本は職場への女性の進出が先進国で最も低い国の一つ」と指摘。政府の子育て支援が乏しく、性差別も根強いため、女性が働きにくいとの見方を示した。
こうした中、東京五輪の準備作業を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のメンバーが来日し、25日から3日間の日程で都内の五輪施設の視察などに臨む。「欧州の貴族のサロン」とも評されるIOCの委員の来日に対し、舛添要一知事は「東京の魅力を世界に発信する」と強い意欲を示しており、東京産の食材をふんだんに使った知事主催の昼食会が企画されている。
その直前に降って湧いたヤジ問題に、舛添知事は20日の定例記者会見で「一生懸命、東京の食材を使っておいしいものを食べさせたって、『何だ、片一方でこんなことをやってるじゃないか』って言われるのは非常に心外だ」と悔しさをにじませ、「報道の皆さんにもしっかり、そういう監視役を続けていただきたい」と訴えた。【竹内良和、中西啓介】
自民・石破幹事長「都議会ヤジ、速やかに名乗り出て」
(朝日新聞) - 2014年6月21日(土)17:29
名前挙がった都議「私ではない」…セクハラヤジ
(読売新聞) - 2014年6月21日(土)14:45
東京都議会(定数127)の本会議で、晩婚化や妊娠、出産などで質問に立った塩村 文夏 あやか都議(35)に対し、男性都議が「早く結婚した方がいい」などとヤジを飛ばした問題で波紋が広がっている。
激しいヤジは議場の“華”とも言われるが、これが民間企業での出来事だったら、一発退場の「レッドカード」。ヤジの主は自民都議とみられ、石破幹事長は21日、「わが党の都議だったとしたら、党としておわびをしないと」と事態の沈静化に乗り出した。
◆自民都議?
問題のヤジは今月18日に飛び出した。都の少子化対策について尋ねた塩村都議に対し、「早く結婚した方がいい」と大きな声でヤジが飛んだ。声が上がったのは、本会議場で議長に向かって右側。59人を擁する最大会派の都議会自民党側で、複数の都議からだったとみられる。「子供を産めないのか」という発言も出たといい、その後は、笑い声などで議場がざわついた。
塩村都議は本会議終了後、「私も結婚や出産に悩む一人。女性の声を代弁して質問したのに……」と怒りをあらわにした。20日には都議会議長に対し、発言者の処分を求める要求書を提出したが、「発言者が特定されていない」として不受理に。所属会派の「みんなの党 Tokyo」は、議場での録音の「声紋鑑定」を行って発言者を特定するという。
◆悪質な「セクハラ」
矢面に立つ都議会自民党の執行部は、対応に苦慮している。都議会内では発言主だとして名前が挙がっている都議もいるが、本人は「私ではない」と全面否定。会派幹部も「うちの会派からとは断定されていない。発言者の特定は困難」という立場だ。
党内から批判の声が上がっており、田村厚生労働相は「人として、ちょっと大問題なヤジ」と発言。地方議会にも波紋が広がっており、北海道議会は20日、女性議員8人が再発防止を求める要請文を都議会議長に送付した。
ただ、今回の発言について識者は、「明確で悪質なセクハラ」と断じる。「職場のハラスメント研究所」(東京)の金子雅臣所長(70)は「企業で同じようなことが起きたら、厳しい処分になる。
セクハラをなくそうという国際的な機運からも大きく逸脱しており、五輪開催も決まり、これで国際的な話題になれば、東京というよりは日本の恥」。
【6月22日追記】
やじ問題で欧米メディアが批判 「性差別の暴言」
(西日本新聞)- 2014年06月22日 21時51分
東京都議会の一般質問中にセクハラとも取れるやじが飛んだ問題について、欧米メディアは22日までに、質問者だった塩村文夏都議のインタビューを掲載するなど相次いで詳報し、「性差別的な暴言」「セクハラ発言の集中砲火」と批判した。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は塩村氏のインタビュー記事で、「女性軽視の議員に、結婚や出産をしたくてもできない女性を支援する政策は立案できない」との発言を紹介。
塩村氏はインタビューで、一般質問でぶつけられた「早く結婚しろ」「産めないのか」といったやじについて「小学生でさえ誤っていると分かる、時代錯誤の中傷」と非難した。
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