JUNSKY blog 2015

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明日の記憶

2006-05-20 15:42:39 | 映画レビュー
このところ『共謀罪』サイトになっていましたが、1週間ぶりの映画レビュー。
5月13日、『グッドナイト&グッドラック』を見た後、午後11時半から引き続き『明日(あした)の記憶』を見ました。

50歳を前にした主人公・佐伯雅行(渡辺謙;好演)が若年性アルツハイマーを発症するという話。
最初は、誰にでもあるちょっとした物忘れから始まるのですが・・・
妻・佐伯枝実子(樋口可南子;熱演)が異常に気づき病院で受診。

神経内科の医師・吉田武宏(及川光博)が雅行の診断を担当し、最初に定型的な診断フォームにより簡単な質問を行うのです。
生年月日、今日は何曜日?etc.
次の三つを繰り返してください、そして覚えてください。【桜・電車・猫】
数字を言いますから、順序を反対にして言ってください。【略;というか覚えてない。ヤバー】
等など
若い観客は別にして、中年以上の人は一緒に診断を受けている気持ちになったのではないでしょうか?

そして幾つかの質問の後、「先ほど覚えて頂いた三つの言葉を言ってください。」と 【桜・電車・猫】 を問う。
雅行さん答えられない。吉田医師は「最初は植物です。」とヒントを出す。難航した挙句「桜」は答えることができた。 電車も猫も雅行さんには即答できない。
吉田医師はアルツハイマーを疑い、念のためとMRI検査を勧める。

雅行さんは「俺を馬鹿にしている!」と吉田医師を悪罵するが・・・
MRIの結果は若年性アルツハイマーが確定。

その後、雅行・枝実子夫妻、職場の同僚、クライアントの担当者等多くの人々との確執や励ましや交流が描かれてゆく。

雅行氏は自ら認知症患者の施設への入所を決意し訪問するが、その帰途、心配して駆けつけた枝実子さんを、通りがかりの女性と認識する。この終末が涙を誘う。

若干ネタバレ的報告になってしまいましたが、是非鑑賞されることを期待します。
深夜でもあり、観客は30名位。結構若いカップルが多かったのは意外でした。


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