オバマ大統領就任から丸1年経過し、2年目の政治課題を国民に示す【一般教書演説】を行った。
私は生演説を見ていないが、TVニュースによると、外交・防衛問題は前面に押し出さず、内政課題特に雇用問題と国民皆保険に向けての取り組みに重点を置いたようである。
内政に重点を置いたのは、失業率がオバマ大統領就任後から漸増し10%を上回ったことが、一つの危機感に結びついているらしい。
(写真はトムソンロイターより)
この危機もあって、オバマ大統領の支持率は、就任直後の68%から1年間で過半数割れの48%へ低下しているが、我が鳩山政権の方は、これ以上の支持率低下を僅か3ヶ月できたしていて先輩をしのいでいる。
普天間基地移転問題では、国内外とも八方塞になっていて、特に先日の日曜日に名護市長選挙の民主党も支持した候補が当選して突破口が開けかけたのに、自ら出口を塞いでしまった。
今日、平野官房長官は、自らの傲慢な発言が「政府の公式見解である」と、ますます墓穴を深くした。
もう、どうにもならない民主党!である。
普天間「残り4か月で決着」シナリオに暗雲(読売新聞) - goo ニュース
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米一般教書演説、雇用創出に軸足移し超党派の結束呼び掛け
トムソンロイター 2010年1月28日(木)14:01
[ワシントン 27日 ロイター]
就任2年目を迎えたオバマ米大統領は27日、上下両院合同会議で初の一般教書演説を行った。雇用創出を最優先課題に位置付けるとともに、議会で調整が難航している医療保険改革も州補選での手痛い敗退にもかかわらず、あくまで実現をめざす姿勢を示した。
11月に中間選挙を控え、失業率が10%という高水準にあるなかでの一般教書演説で、大統領は「人々は失業し、傷ついている。われわれの助力を必要としている。雇用対策法案が遅滞なくわたしの手元に届くことを望んでいる」と述べ、「雇用が2010年のわれわれの最優先課題であるべきだ」と強調した。
誤りを犯したことを認め、就任からの1年間は厳しい日々だったと振り返ったものの、変革への努力は断念せず、法制度の改正・整備に向けた目標を推進する姿勢を示し「わたしはやめない。この時をとらえ、新たなスタートを切り、夢を推し進め、もう一度結束を強めよう」と呼びかけた。
<財政問題への取り組み>
史上最悪の規模に膨れ上がった財政赤字に関しては、一部国内支出プログラムの水準を3年間凍結することを提案するとともに、財政規律を維持するために拒否権を行使する方針を明らかにした。
また、長期的な財政課題に取り組むための超党派の委員会の設置を呼び掛けた。
民主党は今月19日にマサチューセッツ州で実施された連邦上院議員補欠選挙に敗北して鍵となる議席を失い、大統領が内政の最優先課題としていた医療保険制度改革や金融規制改革の立法化などが危機に瀕している。
大統領は補選敗北の一因となった医療保険制度改革への取り組みをあきらめることはないと表明し、「今夜の演説を終えるまでに、さらに多くの米国民が医療保険を失っているだろう。今年1年では数百万人単位で失われる」と指摘。「こうした米国民に背は向けない。この議場の人々もそうすべきだ」と述べた。
最近の大統領の演説の多くで特徴的になっていた有権者に迎合的なトーンはこの日の演説にも引き継がれ、大統領はウォール街の「悪い行動」と無謀さを批判。議会に対して抜本的な金融規制改革の実現を求めた。
大統領は金融規制案を骨抜きにしようとする金融業界のロビイストとの対決姿勢を鮮明にし、「この戦いでかれらに勝たせることはできない。真の改革が盛り込まれていない金融改革法案が可決されたら、議会に差し戻す」と述べた。
米大統領「200万人の雇用創出」 一般教書演説(朝日新聞) - goo ニュース