JUNSKY blog 2015

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グッドナイト&グッドラック(続き)

2006-05-15 10:39:17 | 映画レビュー
 この映画で取上げられている『赤狩り』は、アメリカで起こったよそごとではありません。

 戦前の日本でもあり、その根拠法が「治安維持法」でした。
多くの民主主義者が投獄され、日本共産党関係だけでも千数百名が拷問や、監獄の劣悪な条件化での獄死等で国家権力により殺されました。
小林多喜二の「一九二八・三・一五」を読めば当時の状況が解ります。
学者・文化人・宗教者も多数弾圧され追放されました。
 小林多喜二は作家として権力にペンで立ち向かったのですが、逮捕後直ちに拷問され、その日の内に殺されました。

 戦後1950年前後には「朝鮮戦争遂行の邪魔になる」として、マッカーシズムの直接の影響のもとに、『レッドパージ』(赤狩り)が荒れ狂い、多くの共産党員・民主主義活動家、労働組合員が公務・民間とも職を追われ生活を奪われました(公職追放)。私の知り合いにも、『レッドパージ』で職を奪われた方が大勢居ます。多くは70歳代以上の方々です。

 そして、今国会で自・公で強行採決されようとしている「共謀罪」! 
これは21世紀の治安維持法と言われる内容のもので、共同謀議を推定しさえすれば実行や実態がなくても逮捕できると言うとんでもない法案です。

 再び日本でも冗談抜きで『赤狩り』が起こりえるのです。そしてそれは民主主義を押し殺し、戦争に突入する地ならしになるのです。

 この週明けが再び山場になりそうです。
自民党・公明党に山のようなFAX(メールでは無く)を送りましょう。
「共謀罪」に反対している野党には激励のe-mailを送りましょう!
次のブログに送付先掲載。)

 そしてブログ・ネットワークを一層広げましょう。


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