大瀬良が契約更改交渉を行い、3,000万増の1億8,000万円+出来高の3年契約で更改しました。既に今年取得した国内FA権を行使せずに残留を表明しており、再契約金1億2,000万円を含む3年総額8億1,000万円の大型契約となりました。
今季は3年連続の開幕投手を務めると好投を続けて好スタートを切り、投手キャプテンとしても投手陣をまとめましたが、4月中旬に右ふくらはぎ痛により戦線離脱すると早期復帰したこともあり、前半戦は3勝3敗と苦戦しました。しかし、五輪期間に調子を取り戻して後半戦は、7勝2敗とエースの働きを見せて、今季は23試合に登板して10勝5敗、防御率3.07で規定投球回にも到達しました。さらにQS20度はリーグトップタイで、QS率87%はリーグトップと抜群の安定感を見せて、先発陣を支えました。
先発陣の柱として投球だけでなく、若手投手にアドバイスを送るなど精神面でも投手陣を支えて、その影響力は絶大であり、残留してくれて本当に良かったです。
来季は選手会長にも就任することから、投手陣だけでなく野手陣も含めてチーム全体を牽引して、一丸で優勝を目指してほしいですね。
今季のベストナインが発表され、カープからは外野手部門で鈴木誠が両リーグ最多の296票を集め6年連続6度目の受賞となりました。今季は打率.317で首位打者と出塁率.433で最高出塁率の2タイトルを獲得し、本塁打は自己最多の38本で、先日は三井ゴールデングラブ賞も受賞していることから、攻守ともに群を抜いた活躍を見せたので、文句なしの受賞でした。
来季はメジャー移籍する可能性が高く、改めて鈴木誠の存在の大きさを感じるとともに、鈴木誠の抜けた穴を如何に埋めるかが来季の大きな課題であることを痛感しました。