秋山、松山、田中広が契約交渉を行い、秋山は3年契約の2年目となる来季は現状維持の年俸1億5,000万円、松山は1,000万減の6,500万円+出来高、田中広は2年契約を終えて、新たに1年契約の減額制限を大きく超える1億2,000万円減の3,000万円+出来高で、それぞれ更改しました。
秋山は、今季のシーズン途中に米国から移籍したことで、環境の変化が大きかったうえに調整期間も短かったため、万全の状態にではなかったところに、へんとう炎などのコンディション不良も重なってしまい、44試合出場で打率.265、5本塁打、26打点と本人も納得のいかない成績に終わりました。
今オフにはへんとうの摘出手術を受けて身体面での不安が無くなり、オフからしっかりとトレーニングに取り組み、開幕をから逆算して来春キャンプは調整できるので、本領を発揮してくれるはずですね。
松山は、今季の開幕を4番スタメンで迎えるも、マクブルームの昇格後は代打の切り札としての起用が増え、先発出場は27試合にとどまり、打率.213、2本塁打、23打点で、代打成功率.259でした。
球団は代打としての勝負強さを評価したため微減となったようですが、代打の切り札としては代打成功率が低く、少し物足りない成績でした。
来季はチーム最年長となりますが、まだまだ打撃技術は素晴らしいと思うので、しっかりと鍛え直して勝負強い打撃を取り戻してほしいですね。
田中広は、今季はプロ入り最少となる41試合の出場で、先発出場は僅か8試合に終わり、打率.200、0本塁打、1打点とプロ入り後ワーストの打撃成績でした。さらに6月下旬に2軍降格してからは、再昇格することなくシーズンを終えて、ほぼ1軍での戦力になれませんでした。
小園が台頭して遊撃のポジションを奪ったものの打撃成績は不安定であり、まだ絶対的なレギュラーとまでは言い切れません。田中広が復調すれば十分に遊撃のポジションを奪い返すことはできると思います。
田中広はまだ復活できると思っているので、来季こそはシーズンとおして1軍に帯同して小園と高いレベルでポジションを争ってほしいですね。