回想シリーズ② 中継ぎ投手陣

　今シーズン最大の収穫は、やはり中継ぎ投手陣だったと思います。
　前半戦は中継ぎ陣の踏ん張りが一番印象に残っています。なんとか0点に抑えて、見方の反撃を待つという、昨年まででは考えられない野球ができました。
　特に、前半セットアッパーとして活躍した林、横山は、十分その役目を果たしました。しかし、中継ぎにローテーションを導入しても、林、横山に負担が掛かってしまい、夏場以降は失速してしまいました。
　幸いにも後半戦は、梅津がその役目を果たしていました。
　来季は、この3人がセットアッパーとして、7,8回を抑えて永川に繋ぐ形が1年間できれば、Aクラスも見えてくると思います。

　長谷川もロングリリーフとして良い投球をしていました。長谷川は先発タイプと思っていたので意外でした。来季は先発候補になる可能性が高そうですが、長谷川のように、長い回を投げられる中継ぎ投手も必要ですね。

　また広池の成長も見逃せないです。今季は防御率が3.20と格段に良くなりました。また先発、ロングリリーフ、ワンポイントと、あらゆる場面でよく投げてくれました。来季も貴重な左の中継ぎとして活躍してくれるでしょう。
　しかし、広池以外に左の中継ぎがいないところは辛いです。高橋建は安定感に欠ける。佐竹は後半戦全く登板が無い。ベイルは退団濃厚。河内は先発転向の可能性あり。誰かもう1人左の中継ぎ投手が欲しいですね。

　

回想シリーズ① 先発投手陣

　今日は特に話題も無く、ネタがありませんので、今シーズンの先発投手陣について振り返ってみました。

　シーズン初めは、黒田、大竹、ダグラス、大島、佐々岡の5人が先発ローテとして始まりました。しかし、大島が早々に登録抹消。そして続けて大竹も離脱。4月にしてローテが崩壊しました。黒田も調子に乗れない中、何とかダグラス、佐々岡が踏ん張って凌いでいました。
　しかし、黒田が調子を上げた交流戦終盤には、ダグラス、先発に回ったベイルが長期離脱。佐々岡もフル回転の疲れで調子を落としてしまいました。
　そして、9月にはついに黒田も離脱。9月以降は、若手登用となりました。
　結局、最終的にローテに残ったのは佐々岡と大竹だけでした。

　去年までは中継ぎ陣の弱さが際立っていたので、あまり先発陣に目が行きませんでしたでしたが、ここまで先発不足とは思っていませんでした。確かに、大島は期待料込みでの抜擢、佐々岡は年令を考えると無理はできない。そう思えば当然です。

　来季の先発ローテはダグラス、大竹は当確。佐々岡も登板間隔を開ければ十分。
黒田は残留してもられば当然エースとして大車輪の活躍が期待できます。そうなると、残りの枠は終盤好投した小島、齋藤、河内、長谷川、それと新外国人、自由獲得枠の宮崎の争いになります。やはり左の小島、齋藤、河内あたりが大場化けしてくれれば、Aクラス入りも夢ではないと思います。

　何れにしても、第4,5の先発投手候補が、この秋季キャンプで飛躍してくれることを期待します。
　また、黒田が移籍となった場合は、その穴を埋められる新外国人投手が重要になりますね。シュールストロムの手腕に期待です。

練習生 カリダ

　日南秋季キャンプのメンバーが発表されました。若手主体の中、ベテラン前田が参加するようです。2000本安打まであと94本となり、来シーズンへの意気込みが伝わってきます。
　また、東出、梵の新1,2番コンビも参加し、連携プレーの精度を上げて日本一の二遊間になってほしいです。

　また投手で1人練習生のカリダと言う選手がいました。たぶんカープアカデミーの選手と思われます。全く未知の選手です。マルテのように春季キャンプで選手契約されるくらいの実力があると面白いのですが。
　昔のチェコはインパクト十分でした。そこまでは無理としても、マルテくらいの実力があれば十分ですね。そういえば、フェリシアーノがいませんね。フェニックスリーグにもマルテだけが参加してます。もしかして解雇？

ベイル退団

　どうやらベイルとロマノの退団が決定的になったようです。ロマノは当然と思いますが、ベイルは今ひとつ納得できません。
　球団として抑えタイプは必要なく、先発タイプの左右の2人がリストアップされており、獲得を目指しているようです。また、1億2,000万円の高額年俸がネックになり解雇するとのこと。

　しかし、今シーズンを見ていると、クローザーは永川で十分ですが、そこに繋ぐセットアッパーが不安定です。林、横山、梅津がいますが年間通して活躍できるかが疑問。そこで、ベイルが永川の前にいれば、安定した継投ができると思います。また、左右2枚のクローザーとしても良いと思います。年俸については、今シーズンの成績を考えればアップは無理なので、現状維持くらいで契約できると思います。
　
　確かに、今シーズンは当初から先発駒不足に悩まされたことを考えれば、先発投手を補強するのは当然だと思います。（黒田も分かりませんし）
　でも、交渉する前から解雇にすることはないと思います。ベイル側が年俸アップを要求すれば諦めれば良いのではないでしょうか。

　ソフトバンクなど国内他球団が興味を示しているとのことです。ミンチー、シーツ、ラロッカ、デイビーなど他球団で活躍している元鯉助っ人を見るのは辛いです。また同じことが起きるのでしょか。寂しい気持ちになります。
　

清川コーチ退団

　清川1軍投手コーチの退団が発表されました。今後はオリックスのコーチに就任するようです。
　今季チーム防御率を3点台まで回復させた手腕はすばらしかったですね。引退後、2軍コーチに就任して若手育成に携わり、今季1軍に昇格して、投手陣の気持ちを理解し、ブラウン監督との間をうまく取り持っていただけに、とても残念です。
　新しいコーチは未定のようですが、山内2軍コーチが昇格するのでしょうか。
　私としては、大野さんに再度、ユニフォームを着てほしいと思っています。

　ブラウン監督が松田オーナーにシーズン終了報告をした中で、黒田の話になった時に、オーナーは最大限の提示をすると言われたようです。さすがに、今回はかなり真剣にFA移籍を阻止しようとする気持ちが現れています。今までの川口、江藤、金本が、あまりにもそっけなかったので、心配していましたが、球団も本気で移籍阻止を考えているようなので、少し安心しました。
　あとは、黒田に球団としての誠意をしっかりと示すべきでしょう。

最後は黒田

中日 002 200 010 5
広島 101 050 00* 7
勝：広池4勝2敗
セ：黒田13勝6敗1S
本：前田23号

　黒田が最後の1人だけ登板しました。ブラウン監督は、初めから最後は黒田で締めるつもりだったのですね。見事、上田を三振に取ってゲームセット。復活した姿をファンに見せてくれました。

　試合は大味な展開。14日の阪神戦と同様に1軍半レベルの投手に対して安打は出るものの、得点に結びつかない展開。それでも5回の集中打は素晴らしかったです。最後に勝ちたいと思う強い気持ちが伝わってきました。来シーズンもその気持ちを忘れないでほしいです。

　投手陣はダグラスを始め8投手の継投で、5失点（自責点2）に抑えて、年間防御率3点台を達成しました。今シーズンの目標を達成して、大きな自信を得たと思います。特に中継ぎ陣はよく投げてくれました。終盤戦は先発が不足し、序盤で降板する試合も多かったですが、気持ちを切らさず投げ続けました。来シーズンは先発の駒さえ揃えば、十分戦えるスタッフになりました。野手陣と同様に、来シーズンも同じ気持ちで投げてほしいです。

　今シーズンで引退する浅井が代打で出場。見事、センター前ヒットを放ちました。最後も代打成功ですね。きっと今日もファンの声援が心地良かったことでしょう。17年間お疲れ様でした。

　本日、鈴衛捕手が戦力外通告を受けました。今後は球団に残るようです。
　また、一部で佐々岡投手が引退を申し入れているとの記事が出ていました。球団は慰留しているとのことですが、黒田の去就と同様に気になります。　

　今日は、書きたいことが沢山ありますが、あまり書いてしまうと、明日以降のネタがなくなるので、今日はこの辺にしておきます。

明日は最終戦

　いよいよ今シーズンも明日で終わりです。
　最後はどうやらダグラスが先発するようです。来季に向けての調整登板と言ったところでしょう。前回は2回でしたが、明日は5回を投げるでしょうから、白星が付けばチーム2人目の2桁勝利になります。がんばってほしいです。

　そして2番手は黒田ですかね。明日もたくさんのファンが右翼に集まると思います。ファンの気持ちは、きっと黒田の心に響くと思います。多くのファンの前で復活した姿を見せて応えてほしいです。

　それにしても、球団の慰留交渉はFAを前提にして日本シリーズ後に行うようですが、どうしてFAを前提にするのでしょうか？FAせずに残留と言う道もあるはずです。早くから慰留交渉をして球団としての誠意を見せても良いと思います。
FAしてマネーゲームになったら、他球団に勝ち目はないのですから。もっとも、黒田がお金だけで行き先を決める男では無いと信じていますが。

黒田登板せず

阪神 200 000 000 2
広島 310 000 20* 6
勝：大竹6勝13敗
本：前田22号、倉5号

　大竹が今季最終登板で6勝目を挙げました。しかし、内容は5回を投げ被安打5の2失点とまずまずの数字ですが、阪神打線の大半が2軍ということを考えると、少し不満です。特に初回は2死無走者からの鳥谷の本塁打は仕方ないとして、その後の3連打での失点は頂けません。ここで最小失点に抑えないといけません。
　それでも、最終登板で白星が付いたことは良かったです。来シーズンは今季と勝負の数が逆になってほしいです。

　打線は、8安打6得点と効率良く得点したように見えますが、序盤から中盤はチャンスだらけなのに、点が入らない展開。しかも、阪神の投手が2軍レベルで、四死球に暴投など自滅していたことを考えると、もっと点が入っても良いと思います。
　カープも大半が1軍レギュラーでないので仕方ないのでしょうか。

　応援団が黒田への残留アピールをしましたが、黒田は登板しませんでした。16日の中日戦で登板するのでしょうか。でもファンの気持ちが黒田には伝わったと思います。

　今日、浅井が現役引退を表明しました。来期からはコーチに就任するようです。左の代打の切り札として、勝負強い打撃は好きだったので残念です。コーチとして勝負強い打者を育ててほしいです。お疲れ様でした。
　

PL前田入団決定！

　高校生ドラフト1巡目指名したPL学園の前田健太投手の入団が合意に達したそうです。桑田2世と言われている逸材だけに、将来のエース候補間違いなしですね。
今年の齋藤のように高卒ルーキーで1年目で初勝利を挙げられるでしょうか。まあ1年目から活躍できなくても良いですが、2,3年後にはローテ投手としてカープ投手陣を引っ張ってもらいたいです。

　また阪神の町田が引退を表明しました。そのまま阪神の2軍コーチに就任するようです。てっきり、引退後はカープに戻ってくると思っていたので意外です。小早川コーチのように、何年後かに戻ってくるかもしれませんね。

　明日は久しぶりに試合があります。先発は大竹でしょうか。最終登板は良い形で終えてほしいです。悪い形で終わってしまっては、来シーズンへの期待が持てませんから。頼みますよ大竹くん。

日本ハム25年ぶりのリーグ制覇

　パ・リーグのプレーオフ第2戦は日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで、25年ぶりのリーグ制覇を決めました。最後は稲葉の二塁内野安打の間に、二走の森本が好走塁で一気に本塁に帰ってきました。さすがに優勝するチームは隙がないと思いました。このプレーには鳥肌が立ちました。すごいです。
　カープも日本ハムのような隙のないプレーができるようになってほしいです。


　梵が14,16日の2試合に出場することになりそうです。まだ怪我による充血が残っているそうですが、視力には問題ないようです。今季絶望と思っていただけに、驚異的な回復ですね。出場するからには活躍して、新人王へ最終アピールをしてもらいたいです。
　また、黒田もブラウン監督の前で投球練習をしたそうで、監督のOKが出たので14、16日のどちらかでの登板は確実です。黒田も来シーズンに向けて、良い形でシーズンを終えてほしいです。
　練習後、ブラウン監督が黒田に残留要請をしたそうです。FAしても、しなくても良いのですが、カープに残留してほしいです。と言うより残留してもらわないと困ります。
　
　今日、小島、齋藤、吉田の3選手が出場選手登録抹消されました。齋藤は14日の先発と思っていたのでびっくりしました。そうなると14日は大竹、16日は長谷川になるのでしょうか。齋藤はフェニックスリーグでの好投を期待しています。

　去年はバレンタイン監督、今年はヒルマン監督が優勝しました。来シーズンはブラウン監督？！　になると良いですね。