楽しみな存在

　5日に左太もも裏の張りを訴えて6日のブルペン入りを回避して別メニュー調整だった福井が今日も、本体を外れて2日連続で別メニューの練習となりました。
　第2クールでのブルペン入りは無くなったようで、第3クールからペースアップしてブルペン入りを目指すことになりそうです。

　福井の影に隠れてしまっていましたが、2年目の今村が成長した投球を披露したようです。フリー打撃に登板し、木村らを相手に48球を投げたのですが、力強い内角球で打者を抑えたようです。大野投手チーフコーチの評価も上々で、12日の日本ハムとの練習試合で登板することが決まったようです。
　今季は即戦力ルーキーたちが話題となって、今村の存在感が薄れていましたが、確実に成長しているようですね。前田健のように2年目に大きく飛躍する可能性は十分ありそうで、楽しみな存在となりそうです。あとは実戦で結果が残せるかがポイントにないりそうですね。
　
　昨日、大竹がブルペン入りしたことで、福井以外で唯一ブルペン入りしていなかった横山が今季初のブルペン投球を行いました。今季は中継ぎ候補が増えましたが、横山がセットアッパー候補では最右翼であることは変わりません。横山にはケガをしないように開幕を見据えた調整をしてほしいですね。

大竹がブルペン入り、福井は回避

　いよいよ期待の福井がブルペン入りすると思われましたが、前日の練習中に左太もも裏に違和感を抱いたため、今日のブルペン入りを首脳陣から止められてしましました。
　以前に肉離れをしているところとのことで、大事を取っての措置のようです。本人は軽症と語っており、1軍キャンプ離脱にはならないようですが、今日もアップから本隊を外れ、遅れて合流したシュルツと２人で別メニューでの練習をを行いました。
　明日以降も別メニューとなるか、どうかは分かりませんがブルペンでの投球が全くの白紙に戻ってしまいました。
　早く投球を見てみたいところですが、無理してケガをすることを考えれば仕方ありませんね。

　一方、右肩を痛めて投球練習を回避していた大竹が、昨年10月以来のブルペン入りをしました。捕手を立たせたままで直球のみ30球を投げました。感触を確かめる程度の投球だったようですが、最悪の場合は、今キャンプ中にブルペン入りできないかもしれないと思われていただけに、ブルペンで投球練習できただけでも、復活に向けて大きな前進だたと思います。
　投球を見守った大野投手チーフコーチの評価も良かったようですし、大竹は開幕に間に合うかもしれませんね。今後も無理をせずに、徐々に調整のペースを上げていって、開幕時には前田健とともにローテの柱として活躍してほしいですね。

マエケン初ブルペン

　キャンプ第2クール初日に前田健が初めてブルペンに入りました。最初は肩慣らし程度に20球投げた後、捕手を中腰にして20球投げました。初ブルペンということで感触を確かめながらの投球でしたが、直球のキレは良かったようで、大野投手チーフコーチも全く心配していないようでした。また、視察に訪れた松田オーナーも前田健については全く心配しておらず、投球を見ずに他の投手を見ていたそうです。
　今後の予定は、沖縄1次キャンプ中に捕手を座らせて投げるとのことで、調整ペースを上げていくようです。

　マエケンの照準は3月25日の開幕戦だけに合わせているから、マイペースのスロー調整となっています。プロ5年目にして、これだけ貫録を漂わせているマエケンは凄いですね。多くの選手は昨季活躍しても今季も確約できるか不安になって、調整を早めてオープン戦で結果を残したいと思うものだと思いますが、マエケンには昨季の活躍で調整法に自信を深めているからこそ、できることなのでしょうね。
　首脳陣やオーナーも全く心配していませんが、ファンとしては大丈夫だと思っていても多少の不安を持ってしまいますね。でもマエケンなら大丈夫だと信じています。

キャンプ初の休日

　今日はキャンプイン後、初の休日でした。最初の休日といえば、ルーキーが沖縄の伝統文化を体験することでしょうか。福井、中村恭、岩見の3人が揃って「むら咲むら」で伝統芸能「エイサー」を体験しました。ここで初の休日を楽しみ、リラックスできたようで、明日からの第2クールに向けて鋭気を養えたことでしょう。

　第2クールでは前田健がブルペンで投球練習を開始すると語っており、期待のドラフト1位ルーキー福井もブルペンに入ることを野村監督らに話したようです。ただ、福井の場合は1度感触を確かめてから、本格的な投球練習を開始するか決めるようで、体の仕上がり具合によっては、ブルペンでの投球を披露するのは、もう少し先になるかもしれません。体が出来上がっていない状態で無理に投げて故障でもされては困るので、あまり焦らずじっくりと調整してほしいですが、即戦力として期待しているので、あまり調整が遅いのも気になりますね。

第1クール終了

　今日で沖縄キャンプ第1クールが終わりました。野村監督は選手の動きが良かったと総括していました。第2クールからはシート打撃など実戦形式の練習が主体になりますが、選手の仕上がりが早いということで、実戦練習を前倒しすることを計画しているとのことでした。オフに球団が積極的に補強に動いたことが、選手の気持ちを変えたのかもしれませんね。

　今日のブルペンで目立ったのはサファテでした。変化球を含む40球を投げて力強い投球を披露しました。球を受けた倉はルイスと似ていると語ったそうです。キャンプが始まったばかりで、それだけの球が投げられるのであれば、もっと切れが出てきたらすごい球を投げるのでしょうね。最速は161㎞という剛腕でセットアッパー候補でしたが、今後のオープン戦などの結果次第では守護神としての起用も考えられます。サファテが予想外に良さそうで、意外にも大きな戦力になるかもしれないですね。

　インフルエンザのため広島で療養していたシュルツが明日4日に沖縄入りして、5日の第2クールからキャンプに合流すると発表しました。キャンプイン前の離脱だったので、遅れは取り戻せると思っていたので、あまり心配はしていませんでしたが、第2クールから合流できれば問題はありませんね。良かったです。

日南キャンプはピンチ

　沖縄キャンプ2日目は巨人から移籍した豊田がブルペンに入りました。今日は40歳の誕生日で、それに掛けて40球を投げ込みました。豊田ほどのベテランが、キャンプイン2日目にブルペンで投球をするのは異例だと思いますが、それだけ今季にかける思いが強いということでしょう。ただ、ブルペンでは本格的な投球ではなく、体の回転を確認しながら1球1球をじっくり投げたとのことですから、まだキャッチボールの延長線といった感じでしょうか。
　これから徐々に本格的な投球を始めると思いますが、豊田が早くからブルペンに入るだけでも、周りの投手には良い刺激になります。豊田加入の効果が早速出そうですね。

　一方日南キャンプは新燃岳の噴火により外野の芝生に火山灰が降り積り、ダッシュなどの練習を室内で行ったとのことです。いきなり練習場所の変更を余儀なくされてしまいました。
　噴火の状況次第では、今後も練習メニューに影響が出るのは間違いなのですが、近くに代替球場がないそうで、場合によっては由宇でキャンプを行う可能性があるようです。
　由宇では気温も低く、満足な練習が出来ない可能性があるので、何とか予定通り日南でキャンプを行いたいところです。自然が相手なので祈るしかありませんね。

キャンプイン

　今日から12球団一斉にキャンプインしました。カープも1軍が沖縄、2軍は日南でそれぞれキャンプが始まりました。初日から新戦力の動きが活発で、自主トレでの仕上がりの良さを感じるキャンプインとなりました。

　投手陣ではバリントンとサファテがいきなりのブルペンでの投球練習を行い、特にサファテが捕手を座らせて、力のある直球を投げ込んでいました。また、即戦力ルーキーも福井を除く4人がブルペン入りするなど、1軍枠を争う戦いは初日から激しくなっています。
　野手ではトレーシーがフリー打撃を行い、安打性の当たりを広角に打ち分けるシュアな打撃を披露していました。柵越えは3本と少なかったですが、まだシーズンまで2カ月近くありますので、これから状態が上がれば長打も増えてくるでしょう。

　今年は初日から選手の動きが良いと感じますね。やはり新戦力の大量加入でライバルが増えたことにより、各選手の危機感が強くなったためでしょう。キャンプ初日から首脳陣にアピールするため、自主トレから状態を上げて臨んだ選手が多かったということですね。
　インタビューに応える野村監督の顔色も昨年までの厳しい表情から一変して、満足感が現れていたように感じました。それだけ選手の動きが良いということだと思います。この状態が開幕まで続けば、戦力アップは確実に進みますね。