夢の黄昏て
虹が東の空に架かり
満月が青白いまま
広げた両腕の先に留まる
夕闇がヒタと押し寄せる梅林
夢中の昏さが
節くれだった指のような幹や小枝に
白い可憐な華を咲かせて
また一つまた一つと
華に変異してゆく心
暗闇に啓く魂の
末法の濁流に聖
曇天の薄暗い部屋から
うつらうつらと午睡の寝息
夢は空間を切るほど深い
魂の井戸から汲み上げる
形象はシュールに歪むから
フィルターを通過させて解毒する
解釈を先行させて理性の網をかける
暗闇に包まれた梅林に天の川が懸かる
虹が東の空に架かり
満月が青白いまま
広げた両腕の先に留まる
夕闇がヒタと押し寄せる梅林
夢中の昏さが
節くれだった指のような幹や小枝に
白い可憐な華を咲かせて
また一つまた一つと
華に変異してゆく心
暗闇に啓く魂の
末法の濁流に聖
曇天の薄暗い部屋から
うつらうつらと午睡の寝息
夢は空間を切るほど深い
魂の井戸から汲み上げる
形象はシュールに歪むから
フィルターを通過させて解毒する
解釈を先行させて理性の網をかける
暗闇に包まれた梅林に天の川が懸かる