眠るような息を続けて
イメージの出口を絞り始めて
テーブルライトを消すと
夕暮れてゆく部屋に
闇がしめやかに溢れ出す
冬の日の陽だまりに
活字を追っていた
折々の思い出が
淡い色のイメージに変わり
この夕刻を華のように彩り
かけがえのない一日を閉じる
今日という書物に
書き込むべき出来事
強靭な読書を続けられたんだ
戦い取られた勝利の時
一歩また一歩と
今を積み重ねてゆく
時々の感慨に浸りつつ
想念の海を泳ぎきる
目指す対岸に
誰が点けたのか
野火が瞬き始めている
日と日を重ねて
泳ぐ
歩む
息をする
我 書物の世界の住人
幾らかの感想を書きとめながら
イメージの出口を絞り始めて
テーブルライトを消すと
夕暮れてゆく部屋に
闇がしめやかに溢れ出す
冬の日の陽だまりに
活字を追っていた
折々の思い出が
淡い色のイメージに変わり
この夕刻を華のように彩り
かけがえのない一日を閉じる
今日という書物に
書き込むべき出来事
強靭な読書を続けられたんだ
戦い取られた勝利の時
一歩また一歩と
今を積み重ねてゆく
時々の感慨に浸りつつ
想念の海を泳ぎきる
目指す対岸に
誰が点けたのか
野火が瞬き始めている
日と日を重ねて
泳ぐ
歩む
息をする
我 書物の世界の住人
幾らかの感想を書きとめながら