白い大きな化粧箱の蓋を開けると
中にまた箱があり
夜が長く
夜の底の底に
置かれた箱
蛍光灯の影が長く
静かな倦怠が伸びて
この夜をなおも低く掬いあげ
箱へと流しこんでしまう
夜が深い
冬至の夜は
蛍光下で赤い旗が立てられて
窓に飾られる
漆黒の長い夜に
血脈の暖かな拍動と
David SylvianのCD
音は虚ろな箱に籠もり始めて
淡い残像が響き
夜の国へと 誘う
郷愁の夜の底の底の日
箱に赤い糸を張る
中にまた箱があり
夜が長く
夜の底の底に
置かれた箱
蛍光灯の影が長く
静かな倦怠が伸びて
この夜をなおも低く掬いあげ
箱へと流しこんでしまう
夜が深い
冬至の夜は
蛍光下で赤い旗が立てられて
窓に飾られる
漆黒の長い夜に
血脈の暖かな拍動と
David SylvianのCD
音は虚ろな箱に籠もり始めて
淡い残像が響き
夜の国へと 誘う
郷愁の夜の底の底の日
箱に赤い糸を張る