ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

日溜まりの小道

2011-12-20 09:08:47 | Weblog
朝が眠たそうに
ゆっくり明けて

影は低く伸び
冬至へといたる

吐く息は白く
夢の冬日には
810Hz AFNを聴く

駐留米軍にメリークリスマス

さすが本場のラジオ
聴いたことのない
クリスマスソングが流れる

半島が少し騒がしい
後1・2年が勝負
安定した良い国になってくれと

祈るばかりだ

朝の昔ながらの
山道を歩いている
ポプラの落葉が
カサカサと音を立てて踏まれて
崖に寄り添う大きな木の下で
落葉は朝露に濡れて
まだ眠たそうに
側溝を埋めている
静かな夢が湯気のように立って

この日溜まりの小道は
斜傾の太陽は語る

太陽はクリスマスの後に復活する
メイポールの郷愁に浸る
この日溜まりは

私の前世の欲求を満たして
冷たい空気に暖かみを与えて
春の始まりを幻視させた

春も夏も秋も冬も 行くよ
この日溜まりの小道に佇むのは


コメント
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