黒魔術師のモノローグ

磔刑のキリスト像の前に膝まずき
一心不乱に祈りを捧ぐ
すると黒衣の修道衣が紅蓮の業火に燃え
身体の肉という肉が焼け爛れ落ち
タロットカードの死神のように骸になった
「人を呪えば穴二つ」
「罵しりと批判の言動」
因果は巡る…シッペ返し…
しかし神はいた
今 息をしていられるのも神に負うている
神に常しえの栄光あれ！

抒情飛行 詩人(野村四郎)

抒情飛行

森はだまっていた
私の影はふかく沈んで
ふたたび帰ってこなかった
私は孤独だ
灯が私の距離をしらせた
私は星ではない
私は飛ぶのだ
暗黒の中に
火のみちをかきながら
(村野四郎)

文芸が在り

神の木の木陰に清水 湧き出る深い井戸在り文芸が在り

冬 NO.1

冬 NO.1

凍てつく
雨が
歩道を
濡らし

街路樹の
雫に
世界が
止まる

都市の
雑踏の中
綴られた
思ひ出たち

雫が落ちる
思いを
葬り去る
ために

トランプと軍産利権

トランプという吾人。不動産王らしいが、
大ボラ吹いて大統領になって、軍産利権に
食い込むつもりか？