かば園長日記

過去のブログ保存の為、お引越ししました。

春分の日

2009-03-21 21:25:00 | 建物カンケイ
佐々木家の墓は東村山にありまして、
久々家族と一緒にお墓参りにいってまいました。
帰りに昔おばあちゃんが住んでた三鷹へ。
家族と別れた後、天気が良かったので
一駅歩こうかと思いつき
玉川上水に沿って吉祥寺へ

 すると何やら
 素敵な家が。
 作家の山本有三が
 昔住んでいた家
 だそうです。
 今は三鷹市の所有で
 庭は無料で入ることが
 できます。



2階部分は中華街にあるような東洋風?
後ろには暖炉があり。
全体的な外観は洋風です。
この家には1階に3つも暖炉がある不思議な家でした。
和洋背中のいい感じ。表の階段など可愛らしい感じもあって、
山本有三とはロマンチックな方なのか??と思い
中も見たくなったので300円払って(やすい)
入館してみました。
するとボランティアガイドの方がきて色々説明をうける。

この家は大正15年に貿易商の方が建てたそうです。
その家を山本有三が買い取って、10年ほど住んでいたが
戦争が終わってGHQに貸さなければならず、
家を出ることに。
その後家は帰されたけど、家に戻ることはなく
都に渡して研究機関や色んなところが使っていたそうです。

下の部屋は部屋ごとに様式が変えてあって
アーチのある窓にスクラッチタイルで
縁取り(っていうのかな?)
天井は丸みを帯びていて外国の教会みたいな部屋や
応接室のある部屋は 木の梁が目立つ部屋で
部屋ごとに様式がちがっててとても凝っていました。
2階は思ったとおり和室の部屋でしたが、
これは山本有三が改造して和室にしたそうです。

この建物誰が作ったんだろう?と
中に入ったらすぐ分かるかと思ったら
意外なことに不明だそうです。
三鷹市の持ち物になったので取り壊しとかはなさそうだし
メンテナンスもしっかり、幸せな建物だと思います。



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