自治会ゴルフ同好会に「フェアウェイキープ率100%男」がいる。
いつもスコアーは80前後だ。
一度、スイングのことについて尋ねたことがあるが、こういう人ほど説明がうまくない。
こうして、ああして、とまるで往年の長嶋選手みたいだ。
だから、じっくり観察をすることにしている。
右肩は後ろに引いているように見える。
右足に体重を乗せているように見える。
ここまでがバックスイングだ。
トップは低い。
つまり、オーバースイングではないということだ。
ダウンスイングは下からすくっているように見える。
ななめ前方にヘッドを出すかのように見せかけ(?)ながら、体を左足に乗せていく。
明らかにドロー打ちだ。
ボールは高からず低からず、きれいな放物線を描いて飛んでいく。
キャリーはそこそこだが、ランがすごい!
ボールがスキップするかのように楽しそうに転がっていく。
ボールは転がる形をしている!
思いきり転がせてもらえるボールも本望だろう。
ワタクシの自己流スイングもやがてこうあらねばと感じている。
3分の2はキャリーで、残り3分の1がラン!
ボールが「ランラ、ランラ、ラン!」と高らかに歌いながら、元気よく、嬉しそうに転がっていく!
ああ、これが夢だ!
そのための自己流ドロースイング!