一番明確なのは「テストでは100点が限界」だという事
これが一番致命的な問題だと思う
なんというか、知識欲や精進する気持ちがそこで終わってしまうのだ
実際人生に「これが100点だ」というものっていくつ存在している?
テスト以外に100点を付けれるものが果たして存在するだろうか
つまり、100点を取る事で満足してしまうという事は
自分の中で一番良いと思ったところで満足して止まってしまうという事
テストでは105点、120点なんて取れないからそこから先は無駄なのだ
より良く、より簡単に、より安く、この世には幾らでも改善の余地があるというのに
だから子ども時代にテスト勉強ばかりしているとそういう人間になりやすい
勿論そうじゃない部分もちゃんと教えてあげればいいけど
今の日本の塾ってテストの点数を取る事しか教えないし(まあ塾はそういう場所だし)
親もそういう事ばかり気にして、もっと大事な部分をないがしろにしている
だからテスト頭が生まれるのだ
(テスト頭とは俺が今考えたテスト勉強しかしてこずに大人になった子ども)
子ども時代は「テストで100点取れる=一番偉い」みたいな状態になるから
そういう子どもが大人になって社会に出るとその差に愕然とする人も居るだろう
そしてもう一つは「テストは使い捨ての知識」だという事
これも悲惨で、テストが終わった後もずっと覚えたことが残ってる人が果たしているだろうか
知識とは実戦で使ってそこから応用出来て初めて価値が出る
テスト勉強で得た知識はテストという実戦で使うが、その後は?
暗記勉強の致命的な点は応用が利かないという事
勿論、暗記で覚えた知識を応用すればいいだけの話なのだが
そういう事をきちんと教えている先生がどれだけいるのだろう
だから勉強なんてつまんないって言われるんじゃないの?
そしてバカな親は子どもにいい点とってもらっていい学校に行って、いい会社に行って・・・
と思っているのかもしれないが
東大理3卒なのに免許さえあれば誰でも行ける無名の高校教師になって途中から人生負け組だと思っている人も知っているし
そもそも人生に勝ち負けは存在しない、不幸な金持ちなど幾らでもいる
あるとすれば自分の中だけで勝手に負けたと思った人が真の負け組
有名高校、有名大学を卒業して40歳からニート(現在60代後半)になっている人も知っている
つまりテストで100点取って凄いって呼ばれるのは学生までで
そこから先の力はまた別の付け方をしなければならないのだ
一生学生やれればいいけど、まあそんなのムリだし
学生はテストの時に出された問題を答えればいいだけだけど
社会人はいつ出るかもわからない、何が出るかもわからない問題を毎日のようにこなさなきゃならない
そして社会では方程式も暗記も通用しない事の方が多い
社会で生きるってのは全く別の力が必要なのだ(一部の天才を除いて)