珈琲一杯分の話

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便利な言葉

2019-02-18 | 海辞典
【マインドコントロール】
巧みな情報操作によって,行動・思想・感情に全人的な変化を,自然にかつ強固に一定の方向に導くこと。
(百科事典マイペディア)


洗脳は、長時間にわたる身体的拘束や拷問、薬物の投与などにより、個人の精神構造(信念やアイデンティティー)を強制的に変えるものである。
これに対してマインド・コントロールは、物理的・身体的に強制的な方法を用いずに、本人にもまた周囲の人々にも、それとは気づかれないうちに個人の精神構造に影響力を及ぼすような、洗練された社会心理学的テクニックである。
しかし、マインド・コントロールという言葉は心理学の用語としては認められておらず、カルトが暗黙のうちに使っているテクニックをそう呼ぶようになった。
((株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」)


【マインドコントロール】
親など逆らえない立場の人から強烈な教育されたとしても、他からいくらでも学べる情報社会にいながら、それを怠り、こうなったのは人のせいにしたい時に絶好の言葉。
これを持ち出せば、一定の理解と同情をされる。

自分は個人的に、その知識は「無い」わけでなく、むしろソラで言えるほどあって、そういうものは存在するのかもしれないが、実感ができないのが残念である。
もっとも実感ができないものがマインドコントロールといわれるが。

また「巧みな情報操作によって,行動・思想・感情に全人的な変化を,自然にかつ強固に一定の方向に導く」というので、ぜひ子どもの躾と教育に生かしたいと頑張ってみたいが、我が子でさえ「自然にかつ強固」など本当に難しい。
ちなみに悪い誘導はなぜか簡単。
要は都合のわるいことだけを都合よく選抜して使う言葉のようである。
同じ「巧みな情報操作によって,行動・思想・感情に全人的な変化を,自然にかつ強固に一定の方向に導いた」にしても、都合のよいことは都合よろしく「背中を押された」「☆覚醒☆」「自分で気づいたからこそ」とキレイに言われて、侮蔑をこめたMCのそれとは別にされる。

デジタル海辞典(版元不明)



夫の友人で、幼少より毛穴から医者になるように強固に教育されて、これ以外は認められない如くにレールを敷かれた人がいる。
最終的に医者になれずに心を病んでしまったが、その過程において一人っ子だの長男だの、言い訳ばかりがながったらしく、アラフィフになった今もまだごちゃごちゃ言っている。
彼もきっと、親だの環境だのにマインドコントロールされたと言いたいのだろう。
でも「医者になる」という目的だけは、なぜか学校にも先生にもマインドコントロールされなかった。
勝手な理屈と感じてしまうんだけれど…

尚「コントロールされた」と勧んで言いたがる人は同時に与えられたものも人一倍あるということなのに、それを生かせないとは、なんとまあMOTTAINA~I!!



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