Newtonという雑誌の別冊がおもしろいと勧められた。
すぐ読む課の海としては即、バックナンバーを含めて数冊注文して読んだら本当に面白かった。
最新号の「絵でわかるパラドックス大百科」の中のアビリーンのパラドックスの例。
4人家族の娘が「明日からの連休、久しぶりに温泉でもいかない?」と提案した。
息子は友達とサッカーの約束があると渋った。
でも母が「いいわね、行きましょう」と言った。
すると父も「たまには旅行もいいんじゃない」と話に乗った。
すると、息子も「皆が行きたいなら仕方ない。行こう」となった。
それで車で温泉に行ったが、結局宿も料理も値段のわりに今いちで、おまけに帰りは大渋滞に巻き込まれて、家に着いたのは連休最終日の深夜だった。
長時間の運転にクタクタに疲れた父が「連休は釣りに行きたかった」とこぼした。
母も「私は本当はデパートのセールに行きたかった」
息子は「僕だって友達とサッカーをするつもりだった」
娘までが「私も実は遊園地にいく計画があったんだけど、たまにはお母さんを家事から解放させてあげたかっただけ」
つまり誰一人温泉など行きたくなかったのに、思いやりのある(或いは事なかれ主義の)4人はやりたくもないことに時間もお金も体力も消耗してしまったのである。
このように集団が、集団の意志とは逆のマイナスの方向にいくことがある。
実際にこのようなパラドックスに陥っている企業や団体が存在する……
集団(ほんの4人くらいでも)こんなことが起きるんですね。
「よかれと思って」思いやりのある人たちが、いったい何にあやつられるのだろうか。
すぐ読む課の海としては即、バックナンバーを含めて数冊注文して読んだら本当に面白かった。
最新号の「絵でわかるパラドックス大百科」の中のアビリーンのパラドックスの例。
4人家族の娘が「明日からの連休、久しぶりに温泉でもいかない?」と提案した。
息子は友達とサッカーの約束があると渋った。
でも母が「いいわね、行きましょう」と言った。
すると父も「たまには旅行もいいんじゃない」と話に乗った。
すると、息子も「皆が行きたいなら仕方ない。行こう」となった。
それで車で温泉に行ったが、結局宿も料理も値段のわりに今いちで、おまけに帰りは大渋滞に巻き込まれて、家に着いたのは連休最終日の深夜だった。
長時間の運転にクタクタに疲れた父が「連休は釣りに行きたかった」とこぼした。
母も「私は本当はデパートのセールに行きたかった」
息子は「僕だって友達とサッカーをするつもりだった」
娘までが「私も実は遊園地にいく計画があったんだけど、たまにはお母さんを家事から解放させてあげたかっただけ」
つまり誰一人温泉など行きたくなかったのに、思いやりのある(或いは事なかれ主義の)4人はやりたくもないことに時間もお金も体力も消耗してしまったのである。
このように集団が、集団の意志とは逆のマイナスの方向にいくことがある。
実際にこのようなパラドックスに陥っている企業や団体が存在する……
集団(ほんの4人くらいでも)こんなことが起きるんですね。
「よかれと思って」思いやりのある人たちが、いったい何にあやつられるのだろうか。