珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

ネリーのサラブレッド

2019-02-19 | 思うこと
娘と再三観た「大草原の小さな家」の中で、「二人だけのレース」という話がある。
ローラの愛馬と、街であっさり買ってもらった「意地悪ネリーの高級サラブレッド」がレースで競う話である。

小さくなった子どもの靴も買えないインガルス家では、馬の蹄鉄どころじゃなくて、ローラはそれを買うためのお金を稼ぐところから始めなければならなった。
疲れて家に帰ってからも、手伝いの仕事がどっさり。
馬小屋の掃除をしながらローラがボヤく。
「神様は不公平だなあと思って」

レース当日にもローラには不利なことが重なった。
でも勝ったのはローラだった。
私はこの話が好きである。

理屈で「いいもの」とされているものを与えられても、モノにしないと関係ないのである。
何が言いたいかというと、昨日、娘の年度最後の試験が返ってきたのである。

家庭教師は一流と言われている大学の才女。
それに高いお金を払っているのが、ネリーの母ならぬワタシ( ;∀;)
人は「よいもの」をさも得意に吹聴したがるが、自分が実際にモノにするのは難しいのだと思う。



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