釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月11日 大物、釣っちゃった

2019年06月11日 | 日記
今日は、素敵な女性を乗せて、ポイントへと走る。

「アメリカから来ています」

加藤さんに紹介していただて、一つ困ったことが…。

「私、英語が喋れません」

「大丈夫です。私も喋れません」と、加藤さん。

でも、通常の日本語(正確には、日南弁)が、通じる様で安心した。



釣りは、2度目というケルシーさん。

何とかして、大きな魚を釣り上げて欲しい。


ポイントに入ると、直ぐに潮を確認する。

「今日も下り潮が、速いですね。1.5ノット前後で流れています」

昨日の2ノットよりは、緩やかなのだが…。

ベイト反応は、昨日よりは良い感じで出ている。

その反応が出ている処を、流していく。

加藤さんに、アタリが来た。



「鰺だと思います」



良型の真鰺が、上がってきた。


船首で、ケルシーさんにもアタリが来ている。



物静かで、慌てること無く、ゆっくりと仕掛けを巻き上げていく。

「あっ、イサキだ」



朝の一投目に、良型イサキがヒット。

イサキを手にしたケルシーさんの笑顔が、輝いて見える。

加藤さんも「良かったね」と、笑顔でケルシーさんを讃えている。


私の直ぐ近くには、釣り仲間の矢野君の「はやぶさ号」も来ている。




お二人の、竿にアタリが続き始めた。





加藤さん、ケルシーさん、二人同時にアタリが来た。

「結構引きますよ」

お二人に、良型真鰺がダブルで上がってきた。





ここから、良型真鰺がお二人に連発していく。


最初のアタリは、イサキの走りを思わせる。

「又来ました」



加藤さんが、又しても、良型真鰺をダブルで、釣り上げている。

「調子、良いですね」

加藤さんとの会話も弾む。


加藤さんに、強いアタリが来た。



「引きますね。この重さも良いですね」

魚の引きを楽しみながら、ゆっくりと巻き上げていく。

私も「真鯛でと良いな」と、心に思う。

「あっ…、イラだ…」



大きなイラが、上がってきた。

「魚が見えた瞬間、甘鯛と思いました」と、笑いが広がる。




ケルシーさんにも、カサゴが来た。


この頃になると、北東の風がやや強くなり始めた。

風に押されて、北東からの波も立ち始めた。

「時化ると行けないので、その前に勝負」

ポイントを移動する。


北東の風に押されながら、船を流していく。

「オウ、来ました」

ケルシーさんの日本語が、聞こえてきた。



ドラッグ音が鳴る。

ラインが、いきなり引き出される。

加藤さんも、心配そうに見ている。

ゆっくりと、確実にラインを巻き上げていく。

「見えた。キジハタですよ」



48センチ、1.5キロの良型のキジハタだ。


ケルシーさんも、加藤さんも笑顔だ。

私も「コングラッチュレーション」と、日南弁みたいな英語で祝福。

がっちり握手を交わすと「サンキュー」と、英語で返事が返ってきた。

単語なら、何とかなる様な気がした。


しかし、この後、急に潮の動きが悪くなってきた。

仲間達に連絡すると「潮が止まった」と、みんな困っている。

北東の風は強くなっているし、アタリは出なくなってきた。

この状況を何とかならないかと、ポイント移動を繰り返すが、急に状況は良くならない。

「風は、これから強くなる見たいよ」

仲間からの連絡を受けて、加藤さんとも相談して、帰港することにした。