釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月26日 令和最初の台風

2019年06月26日 | 日記
早朝に、電話が鳴った。

「熱低が台風になるよ」

令和になって、最初の台風になるようだ。

「お早うございます。台風にですか」

「船をどんげすっかいな。ロープはどうする」

台風の時は、他の船が堀川の上流に避難するのを待って、ギリギリで対岸からロープを張っている。

今回の台風は、そんなに強くない気配だ。

「明日の朝早くに、様子を見て作業しましょう」

気象庁の天気予報で、台風の動きを確認する。

夜七時の段階で、太平洋側にコースがずれ始めている。

「なんとか、直撃は避けられそうだ」

太平洋側を行くなら、風は北東の風になるはず。

少しは、安心できると思っている。



昼から、用事があって妻と宮崎に行く。

その途中に、かめや釣具南宮崎店に立ち寄る。

店長の鎌田さん、副店長の福本さんにお会いして、昨日のお礼を申し上げる。

メールで要望のあった、昨日の釣行写真のデータを届ける。

最近、私のパソコンの調子がイマイチで、メールが上手く届かない。

鎌田店長、福本副店長と、暫く話をさせて頂いた。

釣りで出会ったご縁で、楽しい時間を頂いた。

私に出来ることは、協力していきたい。


かめや釣具南宮崎店を出てから、妻との用事を済ませる。

帰りに海岸線を通りながら、海の様子を見る。





今は、まだ大した波も出ていないように見える。

しかし、よく見るとウネリがある。

波長の長いウネリのようだ。


明日は、東の風が強くなるだろう。



船を守る準備だけは、しておこう。

6月25日  早朝から北東の風

2019年06月26日 | 日記


かめや釣り具南宮崎店の鎌田さん、福本さんが来られた。

船着き場で、朝の挨拶をする。

もう一人は、金丸さん。

私の昔からの、釣り仲間でもある。



出港前に、天気が悪く成った時の対処について、説明する。

特に昼前になると、風が北東に変わり、波が出た場合の対処について、説明する。

「波が出たら、早めに避難するようにします」

そんな説明をしながら、ポイントを目指す。

早朝の海は、少し南東からのウネリがあるが、凪ぎに近い。




ポイントに着くと、既に風が北東になっていた。

「波が出なければ良いけど…」

ちょっぴり、不安な気持ちになる。

ベイト反応は、凄い反応が出ている。

直ぐに竿を出す。



福本さんにアタリが来た。





良型の真鰺が、連発してくる。

40センチ近くありそうな、大鰺に笑顔が出る。



金丸さんにも、真鰺がヒットしてきた。

かめや釣り具南宮崎店の、鎌田さん、福本さんがダブルヒット。





良型のイサキと、真鯖を手に仲良く一緒に写真を撮る。

釣りの呼吸も、ピッタリのお二人だ。

釣り開始して直ぐに、真鰺にイサキ、大鯖と釣果は賑やかになる。

釣果が上がる毎に、鎌田さん、福本さん、金丸さんの会話も賑やかになってくる。

船上が賑やかになり、釣りの楽しさが倍増してくる。


「浅場を中心に、攻めて見ましょう」

そう説明していたが、潮が殆ど動かない状況に、浅場にいる仲間から連絡が入る。

「浅場では、潮が動かんで、アタリがない」

と、大苦戦している様子だ。

この連絡で、浅場を諦め沖合のポイントを攻める。

潮が動かなければ、ベイト反応の少しでも良いところを探す。




福本さんにアタリが来た。



ハガツオが、ヒットしてきた。

待望のハガツオのヒットに、嬉しくなってくる。

これからの時期は、このハガツオが釣りの主役になってくる。




金丸さんにも、アタリが来た。



シロアマダイが、上がってきた。

高級魚のシロアマダイに、思わず笑顔になる。




鎌田さんに、大鰺がヒットしてきた。

「39センチ有ります」

ポツポツだが、大鰺が上がってくる。



金丸さんにヒットした真鰺も、良型だ。


釣果が順調の一方で、段々と、北東の風が強くなってきた。



ウネリも、徐々に高くなり始めた。


潮の動きは、相変わらず0.2ノット前後と悪いが、北東の風で少しは船が流される。

下潮は、少しずつだが北東方向に、流れ始めているようだ。

少し動き始めた潮の中から、良型の真鰺が鎌田さん、福本さん、金丸さんにヒットしてくる。

40センチ近い大きさに、笑顔が出る。




福本さんに、良型のイサキがヒットしてきた。

福本さんは、アタリがコンスタントに、出ている。

竿捌きも、アタリが来た時のアワセも、見事に決まっている。



金丸さんにも、良型のアヤメカサゴが、ヒットしてきた。

カサゴ類は、ウッカリカサゴとアヤメカサゴが、数上がっている。

小さいカサゴは、空気を抜いて海に帰していく。


朝間詰めから、アタリは続いている。

しかし、出港前に予想していたとおり、北東の風が段々と強くなってきた。

波も高くなり、時折、船が大きく揺れる。


そんな中、鎌田さんにアタリが来た。



竿が大きく曲がり、綺麗な弧を描いている。

「良い引きをしています」

やがて獲物の姿が、見えてきた。



大きなイトヨリダイが、上がってきた。

「こんな大きなイトヨリダイは、初めてかな」と、笑顔で話が弾む。


金丸さんにも、強いアタリが来た。



「一気に20メートルくらい走られたよ」

”大物”が、ヒットしてきたようだ。

竿先を見ていると、真鯛独特の引きを見せている。



上がってきた真鯛は、66センチ、3.4キロの雌の真鯛。

大物が来ても、慌てることの無いやり取りは、流石の釣技と言って良い。

「真鯛も、ノッコミ期から体力回復してきて居るみたいね」と、真鯛を手にしての感想。

色々なモノを食べているのだろう。


船仲間から連絡が来た。

「風の出てきたし、波も高くなって来たよ。帰るよ」

北東の風が、止む気配はない。

安全第一で、我々も帰港することにした。