先日、日記を拝見していたら、「オウレンのつぼみを見分する」という日記に遭遇した。
お~っ、キンポウゲ科オウレン属の多年草であるオウレンは、もうつぼみが萌すのであろうかと思ったものである。
他人事ではない、つい先日、セリバオウレンを入手したばかりだったからである。
ビニポットから鉢へ移した時、つぼみなど気づかなかった。それでもと思い、鉢を凝視すると、そこには “らしきモノ” が・・・。
上記は、2022年12月29日に鉢に移し替えたばかりの画像である。
オウレンの葉は1回3出複葉で、卵形のものが多く、鋸歯がついてキクの葉形に似たモノが多いという。
これに対してセリバの方は、その名の通り、2回3出複葉で小葉がセリの葉に似た切れ込みを見せているのがお分かりいただけると思う。
ちょっとアングルを変えて、再度そのつぼみを撮ってみた。なんだかちっちゃな栗のようだね。
多分、これがつぼみなのだろうね。ここから、焦がれて、何度も、何度も写真で見た、あの小さな小さな線香花火のような花が咲くなんてちょっと信じられないよ。
セリバオウレン以外には、あえて見るべきものはない。
坪庭の一角、目で辿ると、ユキワリソウ、ウメバチソウ、アケボノソウ等々が季節の移ろいに身を任せている。
玄関脇に設えた小庭には、ゲンペイシモツケが、その身を黄に染めたまま、いまだに葉を落とすことなく季節に抗っている。
もう、何年もの付き合いになるが、こんな姿を目の当たりにしたのは初めてだと思う。
もう何年になるのだろう。フェンスにその身を任せ、そのフェンスにめり込みながら生を全うしようとしていた昭和侘助に業を煮やし、エイヤーッと、切り倒してしまった。
ある意味、この地に引越してからともに生きてきた木であるからして、抹殺するには忍びなかった。
そこで、何本も挿し木をしたのだが、やっと生命を繋いだのがこの一本。そこに、さらなる試練を与え、いかにも素人仕立てだなぁ~、という小品盆栽の景色がこれなんだ。もとより、今年は花など付けようはずがない。まぁ、これは、これで、次が楽しみというものだ。