Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

初ブラ散歩で「立春大吉/鎮防火燭」の御札を求める

2023年01月05日 09時40分00秒 | みんなの花図鑑
📷2023年1月3日
S台中央公園には、人が決して座ることのない封印されたベンチがあった。
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 元旦、二日は家に閉じ籠もり、酒食に明け暮れ怠惰に過ごした。
 三日、これではいかんと、菩提寺に「立春大吉/鎮防火燭」の御札を頂こうとブラ散歩を決意する。いや、いや、「決意」などと、それほど大袈裟なことではないか。往復したって30~40分のプログラムなんだもの。
 いつもの通り、S台中央公園を経由して菩提寺へと赴く。

📷2023年1月3日
公園の入口には、踏みしだかれた霜柱が無惨な姿を晒していた。
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📷2023年1月3日
上部にはすでに実は乏しく、下枝にだけわずかばかり残っているだけだった。
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📷2023年1月3日
切り株が目につく。そう、ナラ枯れが原因だ。
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 冬の公園だ。さほど見るべきものはない。
 霜柱がいまの気温を物語る。
 ほんのすこし残ったイイギリの実も、いまの季節を語っている。
 枝ばかりとなった木々、彼方の空が見通せる林、なにもかもが冬という季節を告げていた。

📷2023年1月3日
目の高さより高い位置に、そのスイセンは咲いていた。
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 公園を抜け、ほんの少しばかり県道126号線に沿って北上し、交番のある信号を右折する。
 すると、県道と並行して付けられた切通しのような狭い小径に出る。この道に出れば菩提寺はすぐそこだ。

📷2022年1月3日
鐘楼が黄金色に染め上げられていた。
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📷2023年1月3日
染め上げたのはロウバイでだった。まだまだ固いつぼみ。
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📷2023年1月3日
得体の知れない球体が本堂の横に横たわっていた。
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 黄金色に染められた鐘楼、その正体はと凝視してみると、それはまだまだ固いロウバイのつぼみが紡ぎ出したものであった。
 ふと本堂の右側を見ると、球形の石が一つ転がっていた。な、なんじゃ、こりゃ~? 石球禅石とでも言うのだろうか。
 何を諭しているのだろう? 答えを見つけられないまま、寺を後にする。

📷2023年1月3日
西の彼方を臨むと、富士が見えた。
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📷2023年1月3日
◯号公園にもロウバイが。お、ちょっとほころびかけている。
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 真白き富士の嶺という歌があった。さすがに、その歌が流行った頃、生を享けていたわけではない。僕は、確か倍賞千恵子の歌唱を聴いたことがあるような気がするのだが。
 ここ狭山は、意外と富士の姿が臨める街だ。いいものだね、正月に富士を見るというのは。
 小さな公園を抜けて帰ろうと思った。そこに、さきほど菩提寺で見たより、少し、ほんの少しだが、ほころびかけているロウバイを見つけた。花を育ててるやつって、これだけで、なんかほんのちょっと得した気分になれる。意外と単純なものなのだ。

📷2023年1月3日
我が家ではこんなふうに飾っている。自己流なのだ。
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 帰り次第、すぐさま「立春大吉/鎮防火燭」の御札を祀った。
 もちろん、正しい祀り方があるようだが、我が家では立春大吉を玄関に、鎮防火燭は台所に祀っている。理に反するとのご意見もあろうが、よいと思った祀り方で己が心安らぐのであれば、それはそれでよいのだと思う。


コメント (4)
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