猫の額の仮住まいを決め込んで3~4年になるだろうか。ミニバラ 極小輪 ミサキ(ROSA.MIN "MISAKI")である。
2カ月ほど前になるか、植え替えもせずほったらかしにしておいたのだが、ついに音を上げたか葉が茶ばみ全体的に弱弱しげになってしまった。
それではと重い腰を上げ、健康そうなところだけをカットして4号鉢に植えて置いた。
「ワ・タ・シ、イチから出直します🎶」とばかりに、この酷暑にめげることなく、一輪、二輪と、咲き出した。うんっ、花の色合いも良いようである。
最近、検索してみたら、「かすみ草咲き」との形容がなされていた。えっ、聞いてないよ~! それって何?
レンゲショウマ同様、キレンゲショウマも一属一種で構成されている。
まだ、咲かない。焦らしに焦らされているうちに、暑さのためか花びらが痛んできてしまった。
基本的に、山野草の栽培は暑さとの戦いでとされる。でも、今年は格別の暑さのようで、ここかしこで草々の悲鳴が聞こえる。
夏の草本だけに、ムラサキツユクサは暑さにも強いようだ。早朝からさっさと咲いて、昼頃にはもう花仕舞い。
赤花のオケラ、茨に閉じ込められたつぼみが露わになってきたようだ。でも、開花となるとまだまだ先のこと、8月末か、9月上旬か?
ある花は、毎年毎年、時を過たず、咲き続けてくれる。また、ある花は、この咲き姿こそ一期一会とばかりに、ひととせで露と消えていく。
出会いと再会と、そして、永遠の別れを繰り返し、草々との逢瀬が刻まれていく。