Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

スズムシグサに重ねる思い

2023年09月04日 19時55分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年9月3日
 キキョウ(桔梗:キキョウ科キキョウ属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2023年9月3日:炎暑などお構いなしに、キキョウはどんどん咲き進む。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 キキョウ、秋の七草のひとつである。だが、今年の天候はというと、いまだ秋というには程遠い。残暑どころの騒ぎじゃない。夏、真っ盛りなのである。
 夏に咲くという玉川ホトトギスも、本葉を枯らし、脇芽が出てきてやっと命脈を保っているという情けない状況である。白花ホトトギスや黄花ホトトギスも同様で、茶枯れた葉ばかりが目立ち、本当につぼみなど付けるのか疑わしい状況である。小さな鉢物などは、何鉢見送ったことか。
 事程左様に、今年の夏は惨憺たるものだったのだが、このキキョウがきてくれたお陰でほっと一息ついた思いがするのである。

 📸2023年9月3日:ハマトラノオ(浜虎の尾:オオバコ(ゴマノハグサ)科ルリトラノオ属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ハマトラノオ、九州南西部・奄美大島・琉球(慶良間列島の座間味島)などに自然分布するとされているが、絶滅危惧Ⅱ類 (VU)に分類されている。
 もちろん、栽培品を購入した訳だが、坪庭の一角で主に踏み拉かれながら枯れるでもなく歳月を重ねている。
 穂が経つ状態は、昨年と比べると2週間ほど遅いかもしれない。これも、暑さの影響なのか? そこここに爪痕を残しながら、今年の夏はまだ終わることを潔しとしていない。

 📸2023年9月3日:この一葉で、スズムシグサの一生のサイクルを目の当たりにした思いがした。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 どう、スズムシグサのつぼみ、いい味出してるでしょ!
 生老病死--人生における免れることができない四つの苦悩を表した仏語とされる。文字通り、生まれること、年老いること、病に罹かかること、死ぬことの四つを指す。
 だがね、生まれてより年を重ねることによって遭遇するかずかずの喜びを忘れちゃいけないね。そう、年を重ねるってことは悪いことばかりじゃないかもしれないよ。

 生死の苦海ほとりなし ひさしくしづめるわれらをば
 弥陀弘誓のふねのみぞ のせてかならずわたしける


 あっ、別に真宗に帰依している訳じゃないけどね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする