日を重ねるごとに、その花姿が果実へと変わっていく。
さらに、日を追うごとに、このグリーンの実は、緩緩と赤く染まっていくことだろう。
実が落ちることなく、真っ赤に熟した果実を見ることができるといいのだが。
矮小種のタンナワレモコウである。
梅雨の晴れ間に、私の方が背が高いわね、いや僕の方が高いだろうと、背比べをしていた。
団栗の背比べに似て、誰がどれだけということはないのだが、ヒト属ばかりでなく、草本たちもしゅっとした姿に憧れがあるようだ。
(きうちこみじゃっか りんぷうば あわふじじべにむらさき くるましぼりまるざき)
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うねうねと捉えどころのない形状で地にひれ伏している。一向に大きくなる気配がないのだ。
遺伝学普及会の解説には、「葉や花弁がやや肥厚する弱渦系統」とある。まだ花びらの状況は見ることができないが、確かに葉は解説の如くと言っていいだろう。楽しみな種の一つである。
こちらの種も渦(弱渦<じゃっか>)の系統で、「渦小人」などという奇妙奇天烈な形態を呈する出物が出ることで知られている。
昨年まで数年、渦の種を播種してきたが、渦小人には逢うことができなかった。「この成長の遅さは、ひょっとして・・・」などと、夢を抱かせるに足る形状なんだけどなぁ。
注)この種子は、国立大学法人九州大学から提供されたものである。
2024年の変化朝顔:その④<矮小種であると思われる二種を別々の鉢に盛る>
📸2024年6月30日:黄打込弱渦 林風葉 淡紫地紅紫 車絞丸咲
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