今日、24日で大寒の初候である「款冬華(ふきのはなさく)」が終わり、明日から次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」となる。一年で最も寒さが募ると言われ、沢の水も凍り、厚みを増した頃というわけだ。
それにしては、このところ温かな日和が続いている。やはり温暖化の影響か? 「掘って掘って掘りまくれ!」などと嘯く輩が横行する中で、これからの気候への影響が思いやられるというものである。
ユキワリソウ、フクジュソウ、ユキワリイチゲのいまの姿である(いずれも、2025/01/24の撮影)。
つぼみが確認できたばかりなので、開花にはまだ相当の日数を要するだろう。
さて、今日は、どれほどの変化があったのだろうか、などと、朝、坪庭へ出るのが楽しみな季節となったようだ。
昨春、サンインシロカネソウ、アズマシロカネソウ、イワカガミダマシ、キタヤマオウレン、コマクサなどを買い求め、鉢植えで花を楽しんだ後、坪庭へと植え替えた。
キタヤマオウレンは常緑ということなので、なかなか渋い葉色ではあるが、なんとか年を越せたようである。
さて、その他の山野草だが、まだ萌芽と言う時期には早いのだろう、ご覧の通り、何の痕跡をも認めることができない。
本当にそうなのか、いやがおうでも募る疑心暗鬼。どこぞの、誰々さんのお庭では、もう姿を表しているのではないか? 我が家のお子たちの生育が悪いのか? ひょっとしたら、これらの名札は「墓標」と化してしまうのではないか?
嫌だね、この時期、萌芽を待ち焦がれる思いは、若き日の駅での待ち合わせのごとく、胸が締め付けられるものなのである。
山野草:音沙汰のないのは元気の証というのだけれど、この場合は・・・・・・