Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

ギンモクセイとヒイラギの交雑種が存在するって⁉ ~ジョンソンカフェから稲荷山公園北斜面まで~

2023年10月30日 16時00分00秒 | みんなの花図鑑

秋は、まだ里には下りてこないのだろうか?

 📸2023年10月28日:ミカンの稔りはよいようだが、通りすがりのこのお宅は・・・・・・。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ジョンソンカフェを通り越し、狭山入間縦貫道路(狭山市と入間市を結ぶ都市計画道路)に出て稲荷山公園を目指す。
 ミカンのたわわな稔りに豊穣を知る。だが、このお宅、無住のようなのである。
 2018年日本の空き家数は848万9千戸と過去最多となり(総務省統計局平成30年住宅・土地統計調査)、2033年には1,950万戸を越すと言われている。空き家問題の根深さが見て取れるが、もっと卑近な問題として「このミカンは誰が食するのか?」ってことが気になってしょうがない。う~んっ、やはり鳥さんたちの食材となってしまうのかな。

 📸2023年10月28日:プラタナスの葉や実は、まだ秋の衣替えの前のようだ。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 縦貫道路を稲荷山公園駅方面へと歩いて行く。公園駅を下車してすぐ前に正門があるが、狭山市駅方面から歩いてくるとそこまで行かずに入ることができる。
 北側の芝生広場から起伏のあるコースを辿りBBQガーデンまで歩く。さらに、隣接する住宅街を抜けて北斜面へと向かう。

 📸2023年10月28日:ヤマツツジは北斜面の名物の一つではあるのだが・・・・・・。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2023年10月28日:なぜ、いま、ヤマツツジなのか? だが、斜面では、意外と咲いている。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2023年10月28日
 秋の装いを纏い始めたユリノキが、すっくと立っていた。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 北斜面では、季節外れの花を付けたヤマツツジや、うっすらと秋を纏い始めたユリノキを撮り、展望台の辺りに差し掛かった。

ヒイラギモクセイとは、神の悪戯なのであろうか?

 📸2023年10月28日: おっ、辺りに甘い香りが漂っている。この芳香は何処から?
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2023年10月28日:花はギンモクセイに似て、その葉はヒイラギのようである。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ギンモクセイかな? おや、鋭く尖った鋸歯が見られるではないか。では、ヒイラギかな。
 いや、ヒイラギの花であればくるっと花被片がそっくり返っているはずなのだが、モクセイの花のように平開している。
 帰宅後、Googleレンズに問うと、「ヒイラギモクセイ」だという。すなわち、ヒイラギとギンモクセイとが自然交雑した種が存在するというのだ。天の配剤か、自然の悪戯か。

 📸2023年10月28日
 ヒイラギモクセイ、複雑な背景を背負っているのだろう。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2023年10月28日:そう、この木本は、ヒイラギでもあり、モクセイでもある。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 稲荷山公園北斜面の展望台、そのすぐ右側にその木は立っていた。
 何度も、何度も、ここに佇んだものだが、いままでこの花の時期に立ち会うことがなかったなんて不思議な気がする。
 ヒイラギでもあり、モクセイでもある。ある意味、数奇な人生を背負っているともいえるのだろう。

 📸2016年11月22日:ヒイラギの花と葉。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ちなみに、こちらがヒイラギの花と葉である。  葉には、棘状の鋸歯が4~5対ほどみられる。花の形状から雄花と思われるが、銀国政とは大きく異なり、花被片は大きく反り返っている。

 📸2016年9月28日:ウスギモクセイ(薄黄木犀)の花と葉 。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ギンモクセイ、アーカイブを探したが見当たらない。撮っていなかったのだろうか? 代わりに、雰囲気だけでもと思いウスギモクセイ(薄黄木犀)を掲載してみた。葉には鋸歯がなく全縁となる。花冠は白色で4深裂して平開しており、反り返りは見られない。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 翼の堕ちたレッドブル!? ~... | トップ | ほんのちょっぴり秋色に染ま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

みんなの花図鑑」カテゴリの最新記事