山形県庄内町などが主催する第三回「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で、秋田県の看板品種「あきたこまち」は予選30点にひとつも入らなかった。
秋田県では、今年「あきたこまち」誕生25周年を祝って、首都圏などの消費地に大がかりのキャンペーン活動のさなかでもあった。平成19年の第一回大会では2点が予選通過し決勝大会に進出、その内一点が準決勝まで進んだが、昨年と今年のコンクールで一点も入らず、他の県の分厚い良食味品種と肩を並べることができなかった。
主催県の期待の新品種「つや姫」も上位に入ることができず、決勝の舞台に進めなかった。
このコンテストは、コシヒカリやササニシキなど良食味米のルーツ「亀ノ尾」を育てた庄内町出身の阿部亀治翁をたたえて07年に始まった。他の「お米日本一コンテスト」や米・食味鑑定士協会主催の米・食味分析鑑定コンクールが「食味計」で予選を行うのに対し、審査員の味覚にこだわる「舌味計」で、予選・決勝とも同一条件で食べて審査するという大会でもある。
第3回の今年は全国から294人が審査員として参加。今月前半に自宅で6点ずつ味わい、外観、香り、味、粘りなどをチェック、1~3位を選んだ。米には番号だけ付いていて出品者や品種も分からぬまま審査する。出品は北海道から九州まで計351点あり、07年の269点、08年の303点を超えた。
予選結果は20日集計され、上位30点が決勝に進んだ。秋田県内からの出品者がどの程だったかは知らないが、第一回大会4点が予選通過、そのうち2点が「あきたこまち」、昨年の第二回大会は1点の予選通過はコシヒカリだった。今年の第3回大会は秋田の出品のどの品種も入らなかった。
今年の予選通過品種の特徴は予選通過の30点中、過去2回大会最優秀賞の「いのちの壱」が2点、コシヒカリが18点もあったことだ。過去の大会で準決勝常連の北海道の品種「おぼろづき」、「ななつばし」なども今回入らない。
新たに「夢ごこち」、「たきたて」、「にこまる」、「ゆきむすび」などのあたらしい品種が進出してきた。
山形県は第一回、二回と劣性だったが30点中、今回11点はダントツだが、今年も主催の庄内町からの予選通過はなく第一回大会以来0点が続いている。
食味計は、玄米や白米などの美味しさ(食味)を点数で表す測定器で、1985年にサタケが世界で初めて開発に成功した。当時価格が一億円とも三億円とも言われ、大手の卸会社が導入していた。
昭和63年、私たちの有機米研究会が栽培した「あきたこまち」が90点にという高い評価された。名古屋、多摩の卸会社を訪問し「あきたこまち」への消費地のあつい期待の中で栽培が本格化してきた。
食味の構成要素はたんぱく質、アミロース(デンプン中のアミロース含量) 、水分、脂肪酸で次のように説明されている。
タンパク質 は不透水性で、ご飯を炊くときデンプンが吸水(お米が水分を吸収して膨らむこと)するのを抑制するため、含有率が高いと食 味が劣ります。 7%以下が「良い」 、 9%以上が「劣る」。
アミロースはお米のデンプンはアミロースとアミロペクチンで構成されていて、アミロースが多いとご飯の粘りがなく、硬くポロポロして食味が劣ります 18%未満が「良い」 18%以上22%未満が「普通」 22%以上が「劣る」。
水分 は過乾燥されたお米は炊飯前の水浸漬時にひび割れて糖が流出するため、べちゃついたご飯になり、まずくなります。 15%台が「良い」 14%以上15%未満が「普通」 14%未満が「劣る」。
脂肪酸 は玄米中の脂肪酸は、貯蔵中に徐々に酸化されて脂肪酸とグリセリンが生成します。脂肪酸は異臭を放ち、食味を落とします。脂肪酸が多いほど古米化が進んでいるといえます。 19mg未満が「良い」 19mg以上20mg未満が「普通」 20mg以上が「劣る」。
評価値はそれぞれの測定値を基に算出した食味をあらわす値で、高いほど良食味され評価値にはタンパク質、水分、アミロースの順に影響を与えると言われています。
これらの食味計の分析評価と実際食べて食味には微妙な違いがある。たべもののうまさの判断は個人個人で違う。庄内町のコンクールは、あえて人によって違う「舌味計」で予選、決勝大会をする唯一のものである。
決勝大会は本日28日午前10時から、庄内町のJA庄内たがわ新余目基幹支所2階大ホールで開かれる。
秋田県では、今年「あきたこまち」誕生25周年を祝って、首都圏などの消費地に大がかりのキャンペーン活動のさなかでもあった。平成19年の第一回大会では2点が予選通過し決勝大会に進出、その内一点が準決勝まで進んだが、昨年と今年のコンクールで一点も入らず、他の県の分厚い良食味品種と肩を並べることができなかった。
主催県の期待の新品種「つや姫」も上位に入ることができず、決勝の舞台に進めなかった。
このコンテストは、コシヒカリやササニシキなど良食味米のルーツ「亀ノ尾」を育てた庄内町出身の阿部亀治翁をたたえて07年に始まった。他の「お米日本一コンテスト」や米・食味鑑定士協会主催の米・食味分析鑑定コンクールが「食味計」で予選を行うのに対し、審査員の味覚にこだわる「舌味計」で、予選・決勝とも同一条件で食べて審査するという大会でもある。
第3回の今年は全国から294人が審査員として参加。今月前半に自宅で6点ずつ味わい、外観、香り、味、粘りなどをチェック、1~3位を選んだ。米には番号だけ付いていて出品者や品種も分からぬまま審査する。出品は北海道から九州まで計351点あり、07年の269点、08年の303点を超えた。
予選結果は20日集計され、上位30点が決勝に進んだ。秋田県内からの出品者がどの程だったかは知らないが、第一回大会4点が予選通過、そのうち2点が「あきたこまち」、昨年の第二回大会は1点の予選通過はコシヒカリだった。今年の第3回大会は秋田の出品のどの品種も入らなかった。
今年の予選通過品種の特徴は予選通過の30点中、過去2回大会最優秀賞の「いのちの壱」が2点、コシヒカリが18点もあったことだ。過去の大会で準決勝常連の北海道の品種「おぼろづき」、「ななつばし」なども今回入らない。
新たに「夢ごこち」、「たきたて」、「にこまる」、「ゆきむすび」などのあたらしい品種が進出してきた。
山形県は第一回、二回と劣性だったが30点中、今回11点はダントツだが、今年も主催の庄内町からの予選通過はなく第一回大会以来0点が続いている。
食味計は、玄米や白米などの美味しさ(食味)を点数で表す測定器で、1985年にサタケが世界で初めて開発に成功した。当時価格が一億円とも三億円とも言われ、大手の卸会社が導入していた。
昭和63年、私たちの有機米研究会が栽培した「あきたこまち」が90点にという高い評価された。名古屋、多摩の卸会社を訪問し「あきたこまち」への消費地のあつい期待の中で栽培が本格化してきた。
食味の構成要素はたんぱく質、アミロース(デンプン中のアミロース含量) 、水分、脂肪酸で次のように説明されている。
タンパク質 は不透水性で、ご飯を炊くときデンプンが吸水(お米が水分を吸収して膨らむこと)するのを抑制するため、含有率が高いと食 味が劣ります。 7%以下が「良い」 、 9%以上が「劣る」。
アミロースはお米のデンプンはアミロースとアミロペクチンで構成されていて、アミロースが多いとご飯の粘りがなく、硬くポロポロして食味が劣ります 18%未満が「良い」 18%以上22%未満が「普通」 22%以上が「劣る」。
水分 は過乾燥されたお米は炊飯前の水浸漬時にひび割れて糖が流出するため、べちゃついたご飯になり、まずくなります。 15%台が「良い」 14%以上15%未満が「普通」 14%未満が「劣る」。
脂肪酸 は玄米中の脂肪酸は、貯蔵中に徐々に酸化されて脂肪酸とグリセリンが生成します。脂肪酸は異臭を放ち、食味を落とします。脂肪酸が多いほど古米化が進んでいるといえます。 19mg未満が「良い」 19mg以上20mg未満が「普通」 20mg以上が「劣る」。
評価値はそれぞれの測定値を基に算出した食味をあらわす値で、高いほど良食味され評価値にはタンパク質、水分、アミロースの順に影響を与えると言われています。
これらの食味計の分析評価と実際食べて食味には微妙な違いがある。たべもののうまさの判断は個人個人で違う。庄内町のコンクールは、あえて人によって違う「舌味計」で予選、決勝大会をする唯一のものである。
決勝大会は本日28日午前10時から、庄内町のJA庄内たがわ新余目基幹支所2階大ホールで開かれる。
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