ホームコンじゅく鎌倉教室 にこにこ日記

ホームコンじゅく鎌倉教室のオーナーが、
つれづれなるままに書いています。

どういう「行動」・「考え」でこの2週間を過ごすべきか(新型コロナウイルス)NO6

2020年03月06日 07時41分34秒 | 震災関連

高山医師の投稿はいろんなところで抜粋・掲載されていますが、
わが家の行動規範の基本にしています。 

本日はPCR検査について 新聞・TV・政治家・行政の長 でもいまだに間違った認識の方が見られるように感じます。正しく理解すべき事柄でしょう。

以下 全文掲載いたします。(特に大切だと思うところを赤くしています)

元記事はこちら

新型コロナウイルスの診断に用いられるPCR検査について、明日(3月6日)から保険適応となります。

 

いままでは保健所の適応判断による行政検査のみでしたが、今後は医療機関の医師が必要と判断すれば、保健所を介さずに検査できるようになります。

ただし、どこの医療機関でも検査を実施してくれるわけではなく、全国に844ある「帰国者・接触者外来」を中心に、都道府県が指定する医療機関のみで実施されます。このこと、総理すら理解されていなかった節があり、明日以降、医療現場で混乱があるかもしれません。

以下、このPCR検査と今後の医療体制について、Q&A方式で解説します。皆さま、どうぞ適正に医療機関を受診するようにお願いします。

 

問1 PCR検査の精度はどのぐらいですか?

臨床検査の精度管理には、いろんな指標があります。そのうち感度というものが重要な指標なので、これで説明します。感度とは「真の感染者に検査したとき、どれくらいが陽性になるか」というもの。裏を返せば、「見逃しがどれくらい出るか」という指標でもあります。

で、実は、新型コロナウイルス感染症に対するPCR検査の感度は高くありません。諸説ありますが、おそらく70%以下だと思われます。10人の感染者がいたとして、少なくとも3人は見逃すってことです。このことを理解いただいたうえで、以下を読み進めてください。

 

問2 なぜ、保健所による行政検査は制限されていたのですか?

地方における検査体制は無尽蔵ではありません。検査を行う機械も必要ですが、検査のための試薬も必要です。もちろん、検査技師も必要で、検体を運ぶ人も必要です。これまで医師が必要と判断しても、そのすべてを受け止めるだけの検査体制がありませんでした。今回、民間の検査機関が参入して、検査体制が強化されること自体は良いことだと思います。

 

問3 明日からは、検査を受けたい人なら誰でも受けられるのですか?

いいえ、誰もが受けられるわけではありません。症状が長引いていて、かつ医師が必要と認める患者さんだけです。公費が充てられるとのことで、自己負担はありませんが、そもそもは1回あたり1万8000円もする検査です。風邪症状だけで皆さんが使い始めたら大変なことになります。ただでさえひっ迫している社会保障費ですから、必要な患者さんに絞られるべきです。

 

問4 なぜ、一般のクリニックでは検査をしてくれないのですか?

民間の検査機関における体制も十分ではないからです。万一、検査依頼が殺到してしまうと、重症患者への検査ができなくなってしまう恐れがあります。ですから、感染が確認された患者さんの入院体制までが整った医療機関に絞っています。

もうひとつ、医療従事者を危険にさらすという問題もあります。PCR検査というのは、鼻やのどに綿棒を突っ込んで検体を採取します。そうすると、多くの人は激しく咳き込みます。このときエアロゾルと呼ばれるウイルスを含んだ粒子を大量に拡散させるんですね。

インフルエンザの検査であれば、サージカルマスクを着用していれば予防できるのですが、新型コロナだとサージカルマスクでは防ぎきれない可能性が指摘されています。小さなクリニックの診察室だと換気が不十分なこともあり、医療従事者の感染リスクとして心配されているのです。

さらに、十分な換気もしないまま、次の患者さんが診察室に入ると・・・ その患者さんすら感染してしまうリスクになります。ですから、このPCR検査は小さなクリニックで行うべきではありません。それなりの設備をそなえた医療機関でのみ行うべきなのです。

 

問5 軽症でも検査で診断すれば、外出自粛などの予防につながるのでは?

前述のように、PCR検査の感度は高くありません。見逃しが多いということです。検査をして陰性であれば、皆さん、自分は大丈夫だ、ただの風邪だと思ってしまいますよね。そうやって、外出を自粛せずに仕事をしたり、遊びに行ったりするかもしれません。これでは、感染拡大の原因になってしまいますね。検査結果によらず、誰しも症状があるあいだは、家で療養していただくことが一番なんです。

問6 とはいえ、診断してもらった方が安心なのですが?

よくわかります。原因不明の発熱ほど不安なものはないですよね。診断名を聞いただけで安心される患者さんもいらっしゃいます。たとえ治療できなかったとしても、見通しを伝えることだって医療の役割だと私も思います。

それでも、どうか症状が軽いのであれば、いまは診断を求めずに家で休まれていてください。症状の軽い人まで病院に集まってしまうと、待合室に人混みができてしまいます。ほとんどの人は新型コロナに感染していないでしょう。でも、そこには本物の感染者も混じっている可能性があるのです。

現時点において、皆さんが電車に乗っても、スーパーに買い物に行っても、新型コロナに感染する可能性はほとんどありません。そこまで地域流行していません。でも、唯一例外なのが病院の待合室なんです。新型コロナではなかったのに、病院に行ったばっかりに新型コロナに感染して帰ってくる。そんなことが起きてしまうことを心配しています。

ですから、病院に行かないことこそが感染拡大を防止するうえで重要なのです。病院に人混みを作らないことで、体調不良で受診してくる乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人を守ってください。不安な方のためには、各都道府県が電話相談窓口を設置しています。県庁のウェブサイトなどで確認してみてください。

もちろん、症状が4日以上長引いているとか、倦怠感が強い、息苦しい、食事がとれないなど、症状が重いと感じるようでしたら、迷わず医療機関を受診いただいて結構です。

 

問7 軽症のうちに診断した方が重症化が予防できるのでは?

いいえ、早めに受診しても重症化を予測することはできませんし、軽症の段階から使用できる治療薬もありません。たしかに、重症患者に対して使われている薬剤(カレトラ、アビガンなど)はあるのですが、これら薬剤の効果については、まだ明確ではありません。風邪薬や抗菌薬などと比べると副作用の強い薬です。軽症者が内服することのメリットはありません。

たしかに、高齢者や基礎疾患がある方については、重症化するリスクが存在します。何らかの見守りが必要になることもありますから、体調のことで気になることがあったり、2日程度たっても症状が改善しないのであれば、(新型コロナ以外の可能性もふまえて)かかりつけ医に早めに相談することをお勧めします。

あと、お子さんを見守っているお母さん(とお父さん)。あなたの直観は正しいです。親として病院に連れて行った方がいいと思うなら、周囲がとやかく言うことではありません。迷わず受診させてください。ただし、「大丈夫そうなんだけど、念のため診断してもらおうかな」だったら、ゆっくり寝かせておいた方が良いかもしれません。

判断に迷うようでしたら、小児救急でんわ相談の短縮番号「#8000」をプッシュしてみてください。お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師や看護師から対処の仕方や受診する病院などのアドバイスが受けられます。

ーーー

※ このQ&Aについて、高山は一切著作権を主張しません。お役に立ちそうでしたら、どうぞ自由に引用/改変いただいて活用してください。

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どういう「行動」・「考え」でこの2週間を過ごすべきか(新型コロナウイルス)NO5

2020年03月04日 09時58分16秒 | 震災関連

高山医師の投稿はいろんなところで抜粋・掲載されていますが、
わが家の行動規範の基本にしています。

以下3/3 深夜のFB記事から 今回はすべてわかりやすくまとまっているので全文を掲載いたします。(個人的にですが特に大切だと思ったところをにしています)

沖縄県中部地区で、臨時の学童クラブを立ち上げる動きが始まっています。公民館を利用して、ボランティアの女性たちが働く家庭を支えようとしているのです。

今日の夕方、既存の学童クラブの担当者に加えて、こうしたボランティアの方々に対して、新型コロナウイルスの流行に備える感染対策について解説させていただきました。

質疑応答がとっても充実していたので紹介します。全国でも動きがあると思います。参考としていただけますと幸いです。

―― 学童クラブの感染対策で、もっとも心がけるべきことは?

症状のあるお子さんが来ることがないよう、それぞれの家庭が心がけることです。毎朝の検温と症状確認をしっかりしていただいて、もし発熱や咳などの症状があるなら休ませること。これが一番大切なことです。

―― 学童クラブの入り口で体温測定をした方がいいか?

いえ、原則として各家庭で行うべきことです。連れてくるだけでリスクが生じています。公園で遊ばせるとき、買い物に行くときなど、子供が外出する理由は様々です。学童クラブに限らず、子供の健康状態をしっかり把握いただいて、症状があるなら休ませること。これを地域のコンセンサスにしていきましょう。

―― 鼻水が出ているだけでも休ませるべきか?

新型コロナウイルス感染症では、鼻炎症状は少ないとも言われています。しかし、それは大人たちの症状であって、子供の感冒症状は多様じゃないかと思います。その意味では、鼻水が出ているだけでも、症状のある子に分類されます。

ただ、ここで気を付けたいのは、喘息のあるお子さんとか、花粉症などアレルギー体質のお子さんのこと。あまりに大人たちが過敏になりすぎると、こうした子供たちが排除されることになりかねません。

風邪なのかどうかの判断は、それぞれの親に任されるべきです。他の親が「あの子と遊ぶな」といったことを自分の子供に言って、差別やいじめを助長するような社会にはなってほしくないです。ここは日本人、試されてますね。

―― 本や遊具の共有で感染リスクがあるか? 学童には置かない方が良いか?

どうせ子供たちって、直接に触れ合って遊びますよね。それを制限することができない以上は、間接的な接触である本や遊具を制限しても意味ないです。

―― 子ども同士が触れることのないよう、一定の距離をとらせるべきと言われた。

無理ですよね。無理なことを求めてはいけません。現場が疲弊するだけでしょう。言うだけの行政は、それで責任回避できるかもしれませんが、それで現場に挫折感や罪悪感を与えてしまうことを理解すべきです。

せっかく良かれと思って、学童クラブを拡張していただくわけですから、親たちも地域も、ある程度は腹くくっていただく必要があります。破綻することが明らかな対策を求めておいて、感染が広がったときに「学童は何やってたんだ」と糾弾する。これって不幸な社会ですよ。

―― 子供たちにマスクを付けさせた方が良いか?

いりません。どうせ、子どもは正しくマスクを着用できません。正しく捨てることもできません。新型コロナへの感染予防では、目鼻口など顔を触らないことが重要ですが、マスクを着けている子どもは、気になって顔を触りまくり、ついでにマスクで遊びます。しかも、環境を触りまくる子どもの手は常に汚染されていて、感染リスクを高めているかもしれません。

基礎疾患のあるお子さんが、何らかの理由で人混みに行かざるをえないときは、きちんとした指導のもとでマスクを着用することはありうると思います。でも、健康な子どもが学童クラブでマスクを着用する意義はありません。

―― 子どもたちのコップは専用にすべきか?

はい、それは必要です。紙コップなり、自宅より持参したマグカップなりを専用とすることが感染予防になると思います。

―― 子供たちの手洗いのタイミングはどうしたらいいか?

学童クラブに入るとき、食事をするときを原則として、加えて手が汚れたときに適宜やってください。あまり神経質になることはありません。

―― アルコールが手に入りにくい。泡盛で消毒してもいいか?

ダメです。70%の濃度が必要です。泡盛では届きませんね。ウォツカじゃないと・・・。アルコールが手に入らないなら、流水と石鹸の手洗いでもいいです。新型コロナウイルスの皮膜は脂肪で出来てるので、石鹸でも簡単に破壊されます。

―― 部屋を加湿した方がよいか?

インフルエンザでは加湿した方が感染予防になると言われてますね。しかしながら、新型コロナでは加湿の効果があるかは不明です。これまでのクラスター事例をみると、むしろ湿度の高い空間が多いとの指摘もあります。つまり、あえて加湿する必要はありません。しっかり換気の方が意味があります。

―― 学童で集まるのは、何人ぐらいまで良いのか?

集まる人数、つまりクラスターを小さくすることで、感染リスクを小さくすることができます。そして、発生してしまったときの感染人数を減らすことにも繋がります。その意味では少なければ少ないほどいい。

ただ、それでは効率性が失われてしまいますね。やはり、どこで折り合いをつけるかだと思います。部屋の広さも考えながらですが、たとえば、この部屋であれば15人から20人ぐらいが適正なのかなと直感的には思います。

―― いくつかの学童を掛け持ちで働く人もいるが構わないか?

クラスターを小さくして、かつ独立性を保つことが大切です。その意味では、クラスター間を行き来する人はいない方がよいです。どうしても掛け持ちが必要な人材であれば仕方がないですが、症状がないかを確認して、手洗いを心がけるなど、とりわけ注意してほしいと思います。

―― 室内で卓球やバスケットボールをやってもよいか?

う~ん、あまり勧められません。というのも、新型コロナウイルスの感染に関して言えば、屋内の閉鎖された空間で大声を出したり、激しい呼吸をすることにより、エアロゾルといってウイルスを含む小さな飛沫を発生させた可能性が指摘されています。たとえば、ライブハウス、スポーツジム、宴会などですね。ですから、激しく体を動かすような遊びについては、できるだけ屋外でやらせた方がよいと思います。

―― 学童クラブと老人ホームが一体になっているところがあるが大丈夫か?

沖縄では多いですよね。子供たちとお年寄りとの交流は良いことなんですが、感染症にはリスクを伴うと言わざるを得ません。流行が収まるまでは、できるだけ子供たちとお年寄りの接点を減らした方が良いのではないかと思います。

老人ホームが繋がっているなら、ドアを閉めたり、衝立をしたりと、できるだけ子供たちと分離するようにしてください。これは家庭で子供たちが集まるときも同じで、高齢者のいる家では遊ばないようにしてほしいです。

結局のところ、子供たちの活動性を考えると新型コロナへの感染リスクはなくせません。全員が感染するとは言いませんが、ある程度は感染していくでしょう。しかし、不安に感じる必要はありません。おおむね軽症で終わります。

いまは封じ込めを狙っていますから、誰も感染しないための対策をとっています。でも、そこにしがみつくべきではありません。いずれ突破される可能性があり、そのときの最終防衛ラインを私たちは理解しておく必要があります。それは、高齢者と基礎疾患のある人たちを守るってことです。流行期に入っても、そこはしっかりやっていきましょう。

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どういう「行動」・「考え」でこの2週間を過ごすべきか(新型コロナウイルス)NO4

2020年03月03日 11時06分48秒 | 震災関連

厚生労働省・新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
「新型コロナウイルス感染症対策の見解」のまとめ・抜粋です。

元記事はこちら↓

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00011.html?fbclid=IwAR35r2Ao0snX67CC1nx0tHXn90MBW07TUb1HeUV6Due_UnMRUyHOc8aK9cM

ここ数日で見えてきたことがあるようです。

 

<北海道のデータ分析からわかること>
症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられることです。なかでも、若年層は重症化する割合が非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると考えられます。

<一定条件を満たす場所からの感染拡大>
重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていません。 
ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント等です。

<重症化する患者とは>
感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も、約半数は回復しています。


<なぜ北海道が感染がおおいのか?>
地域的特徴:都市部には、人口が多く、社会・経済活動の活発な若年層が集中していますが、他の圏域には重症化のおそれのある高齢者が多く住んでいるという

感染の特徴:人口比率で考えると、圧倒的に遠隔地で感染者の報告数が多い状況です。

現状に至った理由:都市部においては、社会・経済活動が活発な人々が、感染のリスクが高い場所に多く集まりやすく、気づかないうちに感染⇒一部の人が他の圏域に移動することで、北海道の複数の地域に感染が拡大し、感染した高齢者のなかから症状が出たことが報告されたことによって、感染の拡大状況がはじめて把握できた。
(若年層が都市部で感染しても気づかない⇒ほかの地域に行って高齢者に感染しているという図式)

<全国の若者の皆さんへのお願い>
10代、20代、30代の皆さん。
若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。
でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、
重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。
皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、
多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。

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どういう「行動」・「考え」でこの2週間を過ごすべきか(新型コロナウイルス)NO3

2020年03月02日 17時05分22秒 | 震災関連

高山医師の投稿はいろんなところで抜粋・掲載されていますが、
原文はもっと具体的にわかりやすく記載されているので原文から抜粋して
わが家の行動規範の基本にしています。(特に大切だと思うところをにしています)

以下2/28のFB記事から
10. 友達の家で遊びに行くのは大丈夫でしょうか・・・?
少人数での集まりならOKです。ただし、集まる人数が多いと、それに比例して感染リスクが高まります。
できるだけ少人数で集まることをお勧めします。
ただし、お子さんに熱や咳などの症状があるのなら、どんなに軽症であっても遊びに行かせず、自宅で療養させてください。
これは最低限のマナーですよ。

11. 公園で遊ぶのは大丈夫でしょうか・・・?
公園で遊んでる子供たちの密度によるかと思います。
あまりに大勢が集まってるのなら、遊具を介した接触感染のリスクが高まるかもしれません。
でも、公園で遊ぶのを禁じてしまっては、子供たちは春休みを乗り切れないんじゃないでしょうか

まあ、陽(紫外線)が当たればウイルスも死滅するでしょうし・・・(やや神頼み)。
そうそう、ショッピングモールなどに併設されている屋内型の遊技場については、
(紫外線もないですし)よほど丁寧な消毒が求められるはずです。流行期に入ってからは避けるのが賢明ですね。

12. 図書館に行くのはどうでしょうか・・・?
おそらく大丈夫。でも、図書館側に配慮してほしいことがあります。
まず、入り口でアルコールによる手指衛生を呼びかけてください。
そして、「熱や咳などの症状がある方は入館を控えてください。

咳などの症状が続いている方をお見かけしたときには、声をかけさせていただくことがあります」と掲示しましょう。
図書館では、通常、人と人との距離は保たれますが、本や雑誌、机などの共用物が多いのが特徴です。
接触感染を予防する取り組みをお願いします。

13. 学童クラブに子供たちが集まるのはどうでしょう・・・?
仕方ないです。社会機能を維持することも必要です。
実際、学校が休校していて、学童クラブも認められないとなれば、
少なからぬ病院の看護師さんたちが働けなくなってしまいます。

ただし、学童クラブでは、朝の検温と症状確認をスタッフも含めてお願いします。
そして、症状のある子供は(もちろんスタッフも)休ませることが必要です。
あと、アルコールによる手指衛生を適宜行ってくださいね。

 

14.入院勧告などの封じ込め策が「いつまでか?」
長くて3月中旬までの2週間と考えてください。
徹底した外出自粛が行われたとしても、潜伏期を考えれば1週間ぐらいは患者数が増加しつづけます。
クルーズ船でも認められ現象ですね。そこで動じないことが必要です。
さらに1週間、じっと待てば減ってくる可能性があります。

なお、患者数が減ってきたにせよ、残念ながら増えてきたにせよ、
その強度を変えながらも外出自粛は継続されると理解してください。
いきなり解除すると流行のリバウンドが起きることが知られています。

ここからは個人的な意見・気持ちですが
この1週間はまだまだ患者数が増え続けて、世の中では効果のほどを疑問視する意見が増えてくるでしょう。
そこを我慢して2週間はしのぐということですね。

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どういう「行動」・「考え」でこの2週間を過ごすべきか(新型コロナウイルス)NO2

2020年03月02日 16時19分15秒 | 震災関連

 

高山医師の投稿はいろんなところで抜粋・掲載されていますが、
原文はもっと具体的にわかりやすく記載されているので原文から抜粋して
わが家の行動規範の基本にしています。(特に大切だと思うところをにしています)

2/26のFB記事より抜粋
1. ほとんどの臨床検査は診断における補助的な役割しかありません。
感度の低い状況で使用することは、判断を誤らせるリスクがあるため躊躇します。
だからこそ私たち医師は、問診をして、診察をして、状態に応じた検査を選択しているのです。

2. 疑わしい人を追いかけまわして、感度の低いPCR検査で一喜一憂するよりは、
症状があるときには外出を自粛いただくよう伝えて、
適切な方法で受診いただく
ように伝えるのが、現時点では良い落としどころ

3. 実のところ、現時点では、皆さんが普通に暮らしていて、
新型コロナウイルスに感染する可能性はほとんどありません。
ショッピングモールに行こうが、ボーリングに行こうが、まあ感染することはないでしょう。

ただ、唯一、リスクある場所があります。それは病院です。
だから、いまの段階で最も実効性のある感染予防とは、「行かなくていいなら病院に行かないこと」ですよ。

4. 電車やレストランなどで空間を共にしたぐらいでは感染していません(市中で空気感染はしない!)。
咳やくしゃみによって生じる飛沫を吸い込むことでも感染しますが、
それすらも限定的な印象があります(飛沫感染はするが限定的か?)。
ただし、密閉された空間に有症者と長時間いると感染するリスクが高まってくるでしょう。

むしろ、もっとも効率的に感染を引き起こしているのは、
ドアノブや手すり、トイレなどに付着していたウイルスに触れて、
その手を目鼻口の粘膜に付着させることで感染
しているのではないかと考えられます
(おそらく接触感染が主体)。


5. どのようなイベントに感染拡大リスクがあるのか分かってきますね。
不特定多数がモノを共用するようなイベントは、とくに注意が必要です。
たとえば、ビュッフェ形式の立食パーティはハイリスクです。

いろいろな人が同じトングを触ります。ホテルで定番となっている朝食ビュッフェも、
可能であればスタッフによる配膳にしていただいた方が良いかと思います。

6. 卒業式はどうでしょうか?
そんなに皆さんが触りあうわけではありませんね。
不特定多数でもありませんし、有症者を休ませることも難しくないはず。
ですから、開催自体は問題はないと思います。

ただし、時間短縮は検討した方がいいかもしれませんね。念のため換気を行ってください。
下級生との握手やハグは避けましょう。肘と肘をタッチする挨拶を普及させましょうね。
あと、トイレなど共用部分にはアルコールを設置すること。

その後の謝恩会は? う~ん、残念ですが、流行が終わってからの企画へと延期した方が良さそうです。
カラオケ行ってもいいけど、なるべく少人数で行きましょう。
カラオケに限らず、それぞれの事業者はマイクのような共用物品の消毒をこまめにお願いします。

7. 映画館に行っても大丈夫ですか?
残念ながら密度が高く、時間が長いことがリスクを高めています。
とくに、高齢者や基礎疾患のある方は避けていただいた方がよさそうです。
スポーツジムや日帰り温泉・・・ 残念ながら接触感染のリスクが高いと考えられます。

ゴルフは開放的であり少人数でのプレーですから大丈夫です。ただし、入浴は自宅までお預けですね。

8. 映画館と卒業式の違いは?
映画鑑賞と卒業式の最大の違いは、前者が不特定多数が入れ替わり立ち入って、
座席などの環境が蓄積的に汚染されていくのに対して、後者は特定の者のみが立ち入るイベントであるということです。

そして、前者は有症者の入場を阻止する仕組みがないのに対して、
卒業式は症状がある者を休ませることができます。

さらに、前者は換気が悪いのが一般的ですが、後者は多少は寒いでしょうが定期的に換気することができます。
以上により、卒業式の方が圧倒的に感染対策は取りやすいです。

9. いまの段階では、むやみやたらにイベントを中止していく必要はありません
ウイルスの特性を踏まえつつ、リスクの高いイベントについて中止を検討したり、
不特定多数が(直接・間接に)接触する機会を減らすよう工夫してください。

どうしても共用を余儀なくされる場所(とくにトイレ)には、
アルコールを設置して前後の使用を呼び掛けてください。
そして、密閉空間で長時間に開催されるものでは、しっかり換気してください。

(つづく)

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