エクセレントコースで再びデジカメの授業が始まりました。
まちまちのカメラを使っているので、無難なアドバイスしか出来ないこともあり歯がゆいことも多いのですが、少しでもかっこいい写真が撮れればと思い繰り返し授業を行っています。
皆さんの撮影の幅、引き出しが広がるように、そして
意欲はあるけれど、うまく撮れないとお嘆きの方を何とかしたいと思っています。
初めは勢いで撮れていても、ある程度撮ってくると、目は肥えてくるので、自分の写真に歯がゆい思いをされている方も多いのでは?と思います。(なんたって、エクセレントの方は、短い方でも5年は通われているのですからね)
すべてを計算して撮るわけではありませんが、あるとこから先は、「事前にどれだけ考えられるか」、少なくとも、「後からこうすればよかったと思えるだけの知識」も必要です。
今回は何回かに分けて、私が撮影する場合、「このくらいのことは考えている」というのをご紹介します。
10/14、21に平塚の河川敷で撮影したものです。
14日は曇りでしたので、青い空をバックにというのは無理ですが、どの角度でも撮れ、やわらかい光になるメリットはあります。
空をバックには出来るだけ入れずに、背景は花や葉になるように極力、撮影者が動く必要があります。
レンズも広角よりも、望遠、マクロを使って、背景をコントロールしようと思いました。
1.前ボケ、後ボケを出すため300mmの望遠で撮っています。
- 曇りで光が少ないので、露出時間、持ち方には相当気を配っています。
- 絞りは開放にしています
- 撮影時には、メインの被写体と前、後ろの被写体のバランスを動きながら調整しています
2.急にハチが飛んできた!
- ハチの目にピントが合っていないと、全体的にピントが合っていないように見えます。マクロでピントの微調整はAF任せにせず、微妙に人間が前後に動き、目にピントを合わせるのだけに集中して連写しました。
3.前ボケを積極的に使おう!
(一眼レフをお使いなら、前ボケの表現が使いやすいです)
- 前ボケを使えそうなところを見つけるため、肉眼で見るのではなく、レンズを通していろいろな場所をみて切り出すところを探しました。
- 前ボケにする白いコスモスは、レンズに相当近づけているからコレだけボケます。何気なくやって、ふわっとした前ボケは出来ません。
- 薄紫だけでなく、白、濃い紫、緑の色をいい具合に配置しようと考えています
4.マクロで撮ってみよう
- これも一眼レフでしか撮れないマクロで恐縮なのですが、マクロレンズを使えばこのくらいはそれほど難しくありません。(逆に一眼レフをお持ちでマクロレンズを持っていないのは非常にもったいないですよ)ただし、絞りを開放で撮ると、ボケすぎることがあるので、少なくとも手前のしべにはピントを合わせたいので適度に絞っています。