今度の日曜日 恒例のプチデジカメピクニックを開催いたします。
昨年も開催いたしましたが、二宮・吾妻山で行う理由は、およそ3つあります。
純粋に美しいこと。でも、美しい定番の景色も、15分もたてばすぐ撮影することに飽きてくるかもしれません。プチピクニックの本番は、定番の景色を撮った後に始まります。
① なにはなくとも一番に注意するのが構図です。まさに風景を自分のイメージで切り取ってみてください。
② 次が逆光です。
特に風景では逆光で撮ったほうがドラマチックに写るケースは非常に多いです。しかしながら、多くの方は逆光を避ける傾向があります。撮影していると、「逆光だからだめだよー」みたいな言葉をよく聞きます。積極的に逆光を使ってください!(もちろん、順光を撮っちゃダメというわけではありません)
③ 最後は露出補正です。
吾妻山には、黄色い菜の花、きらきらひかる海、逆光での撮影 など露出補正をしないと、暗く写りがちな風景がたくさんあるのです。
第1回目は構図、風景の切り取りです。
定番の構図も立つ位置を変えれば微妙に変わります。迷ったら1/3を意識してみてください。
横だけでなく、縦位置も積極的に
空を多めに、菜の花を多めには撮影者の思いで変わってきます。
菜の花を優先させたければ、当然菜の花が多くなり、空のきれいさを優先させるのであれば空が多くなるのです。
風景は360度つながっています。でも、その中の一部に着目してみると、素敵な風景は結構あるものです。切り取りこそ腕の見せ所、そして楽しいところでもあるのです。
切り取り方の自分なりの方法が多ければ多いほど写真は楽しくなります。
たとえばこんな切り取り方はいかがでしょうか。
同じような構図ですが、木を微妙に入れるか、入れないかで印象は変わります。
比較するとあっさりした感じでしょうか・・・
もちろん、海のボリューム、菜の花のボリュームも撮影者の立ち位置によって変わってきます。
これも同じような構図ですが、微妙に変えています。
これはやや離れて上から撮影しています。菜の花の大きさが一様なのでふんわり感はでません。
どちらかというとふつーに撮るとこうなります。
もっと菜の花のボリュームを出したいと考え、より広角側で菜の花にぐいぐいと近づくと・・・
広角側で菜の花に近づいたので、近いところと遠いところの菜の花の大きさが違うことでふんわり感を出そうとしています。
こういう撮り方は、意識が必要です。
さらに人間も風景の一つと考えると・・・
つづく・・・