紫陽花・新緑に合わせて、ミラーレス・一眼レフ講座を開催しました。
(4月20日から5月25日 5回受講 2クラス)
遅くなってしまいましたが、そのまとめとしてブログ上に僭越ながら講評などをさせていただきます。(^_-)-☆
今回は紫陽花・新緑の時期に合わせましたが、久しぶりにマクロ撮影をメインに、講座を開き、最後のまとめとして、課題の写真を提出していただきました。
課題としては
1.新緑・紫陽花のマクロ撮影
2.新緑・紫陽花撮影(風景の切り取り or 広角で近づく を意識して)
です。
マクロレンズで撮影するとこんな感じになります。 本当の大きさがどれくらいか想像つきますか?
どれも、1cm~2cmの大きさなのです。
提出していただいた作品はどれも、(講座中に口酸っぱくいったのもありますが、一般的にはピント合わせが難しいマクロ撮影で)、しっかりとピントが合っていました。素晴らしいです。
そりゃ当たり前でしょう! と思う方もいらっしゃると思いますが、現実は、絞り解放の場合、ピントの合う範囲(被写界深度といいます)が1~2mmほどのシビアさになります。
久しくマクロ撮影を授業でしなかったのは、本格的に撮影しようと思えば思うほど、ピント合わせが難しくなり、三脚を使ってMF(マニュアルフォーカス)でピントを合わせざるを得ないからです。
参考までですが、今回多くの方が購入されたマクロレンズの深度表(の抜粋)は以下のようになっています。これは、F2.8で被写体との距離19cmの場合は、18.9cm~19.1cmの間にあるものがピントが合いますということ。つまり深度はわずか2mmということになります。撮影しているときに2mmも動かしてはいけないなんて、特に外では相当大変であることが容易に想像つくのではないでしょうか。
今回は、みなさん一生懸命、三脚を使ってMFでピントを合わせていただきました。
一眼レフの時代は、ファインダーの見え方が、ほぼカメラの値段に比例していました。初めての一眼レフレベルのファインダーでは、ピントの山をつかむことは困難を極めたものです。しかし、時代は変わり、教室のカメラクラスの主流はミラーレスになり液晶ファインダーは200万画素級以上になりました。
実際に覗いてみると少なくとも静止したものに対するピントの見極めは、一眼レフを抜いたといえるのではないでしょうか?
以前講座した時にはあんなに苦労したマニュアルフォーカスがうそのよう。もちろん、それなりにコツは必要ですが、一度コツさえつかめば、むしろマニュアルフォーカスのほうが楽だとおっしゃる方もいらっしゃいました。ミラーレスこそシニアの味方。液晶ビューファインダー付きのミラーレスならマクロもイケル!、今回は特に強く感じました。 続く・・・
次回、講評編に続きます。