「おくのほそ道」3(目的地まで歩く覚悟を決めた)

福島県に白河の関というのがあった。ここを芭蕉が通ったのは新暦でいえば6月7日のことだったという(江戸出発が今のカレンダーで5月16日)。この辺りに来て、つまり出発後20日ほど経ってからだが、「心もとなき日かず重なるまま…」とこの件(くだり)を書き出す。つまり、半月以上歩いていたけれど、これまでは「これからはるか遠くまで重い荷物をもって、いつ目的地に着くか分からないような旅を続けるか、どうするか」微 . . . 本文を読む
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