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等価回路は変わらない

2014-12-06 10:14:19 | 電験2種への遠い道のり
電験で厄介な科目といえば、「理論」「機械」って方が多いでしょうね。

私の場合は暗記が苦手なので「法規」なんですが・・・

(実際、私の場合は他の電験の試験勉強されておられる方々の半分も公式を覚えていないと思います。逆に言えばそれでも電験3種は合格できるんです。「あること」に気付きさえすれば)

で、理論の回路は手を変え品を変えて攻めてきますので、どうしようもないんですが、

機械科目の場合は電磁機器の動作機構や等価回路はいくら問題をひねっても変えることはできませんよね。
そして、等価回路は理論科目で出てくる難儀な回路図に比べて至ってシンプルです。

そして、機械科目で覚えなさいと言われる膨大な公式はほとんどが等価回路から複素数を含んだオームの法則から導出されています。

ってことは、どうしても機械科目で覚えておかなきゃならない公式として、

ω=2πf

同期速度N0=2*60*f/p(rpm)

これだって一周すれば2πラジアンですから周波数の数だけ毎秒周回しますから掛け算、そして極の数を2で割ると極対の数、これで1周が区割りされますし、1分は60秒ってことをイメージ出来たら覚えてなくても自然に浮かんでくる公式です。

P=ωT

トルクを問う問題はよく出題されますから、この公式は必須ですね。

E=kφN

直流機では回転や磁束が大きくなると起電力が大きくなります。

s=(N0-N)/N0

誘導機のすべりの定義は必ず覚えておきましょう。でなきゃ試験問題で誘導機が出題されたらさじを投げるしかありませんw

さぁ、あとは等価回路を描いてみて、問題文に与えられているパラメーターを書き込んでみましょう。

ほとんどは複素数を含んだオームの法則と先ほどの公式でほとんどは答えにたどり着けると思います。

「時間が限られた試験中に公式を導出するのは時間がかかるから、とにかく公式を出来る限り多く覚えろ」

こうした電験指導や考え方を否定はしません。実際にそれで合格される方が多くおられるんですから。

確かに機械科目における電磁機器の複雑怪奇な公式をいちいち導出してたら間違いなく時間切れです。

ですから公式をオームの法則から導出するんじゃなくて、答えをオームの法則から直接導出する問題に置き換えちゃうんです。

理論の難しい回路図や公式を制してこられた方なら機械科目は実は原理そのものはそんなに難しい問題はめったに出題されないことが分かりますから。
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