改憲賛成

昨日の緊急事態延長の会見だが、
封じ込めのために一部の連中以外は指示に従順に従って接触感染の機会を減らすようにした。
飲食店なんか商売あがったりで明日をも知れない生活を強いられている。
そんな中で国民の多くが指示に従っていることより先に「罰則がない」を連呼する安倍首相の姿勢は、
今の憲法が悪いから対処ができないといってるようにしか聞こえない。

例えば食中毒を出した店が営業停止の処分を食らったり、指定された感染症には隔離と消毒が定められているなど
現行憲法下で強制力を持たせる法や行政処分は実に多い。
現行憲法下でできることもしないで対応は後手後手、
自分が対応できてないのは憲法と馬鹿な国民どもの所為だと本音の見え隠れする会見を行っても反感の対象にしかならない。

確かに改憲は必要だろう。戦後のひずみは劣化した教育と権利意識の肥大化からきている。
国防に係る規定を持たない憲法は主権国家の憲法とは思えない。
国家がどこまで強制力を発揮できるか、その限界を規定すべきで、個々人の権利の前に行政を八方ふさがりにすることが憲法の役割でない。

そうした方向の改憲は必要であろう。
だが、もう一つ権力は同じ人のもとに長くとどめると癒着と腐敗をもたらす。
この頃の安倍政権なんかその典型といえる。

だから改憲するときには内閣総理大臣の3選を禁止して議院内閣制では解散権の濫用防止、首相公選制を導入するなら一定期間での指導者の交代を義務付けるべきと思う。

そう、私は改憲に賛成しているが安倍のおっさんが「私の手で」とおっしゃる分には「あなた以外の指導者の手で」と言いたいのである。