奏~かなでうた~詩

自作詩を書いています。自分の心と向き合いながら。

少しずつ、自分のペースで。

2011-04-02 | 独言~つぶやき
まだ始めたばかりの拙いblogですが、読みに来てくださる皆様、本当にありがとうございます。

4月になって、気持ちを少しずつ日常に戻していくための、良いキッカケになっているのではと思います。
忘れてはいけない、でも、立ち止まっているわけにはいかない。
これから先、どんなふうに日々を過ごせばいいのか、手探りしながら考えていくしかないと思います。
今までと同じではいけない。
きっと、大きな転機になったはずなのだから。


ところで、4月1日付の4作は、他の詩とは違うやり方で書きました。
詩の中にどうしても言いたかったメッセージを隠しました。
どうぞ、読み取ってください。

汚点

2011-04-02 | 心詩~こころうた・己
あの頃 私が
もう少しだけ大人だったら
「普通の幸せ」というやつを
手に入れられていたのかもしれない

あの頃 私が
もう少しだけ大人だったら
たくさんの人たちの人生も
違っていたかもしれない

時間はなにも変えてはくれない
過去の選択は
今でも私の中に
傷となって残りつづけている

私の人生の
最大の汚点

今ならわかる
すべては自分の未熟さゆえだったと

あの人たちにも
似たような傷が
残りつづけてはいないだろうか

どうか 私の過ちで
今も苦しんでいる人がいませんように

この どうしようもない人生が
私に与えられた罰なのならば
命尽きる日まで
全うしなければなるまい

処世の心得

2011-04-02 | 心詩~こころうた・己
人生というものは
その端を 
しっかりと握りしめていなければ
紐の切れた風船のように
ふわふわとどこかへ
飛んでいってしまう

世間には
他人の人生など台無しにしてやろうと
そのしたたかな牙を隠して近寄ってくる輩が
うようよと蠢いている

そんな輩から
自分の人生を守るために
心の真ん中に太い柱をでんと立てて
そこにしっかりと紐の端を
結わえておかなければならない

誰にも入りこまれず
誰にも奪われず
自分の意思で
行動し 発言し 選択する

その頑丈さを持たなければ
人生など いとも簡単に
乗っ取られてしまう

パワーハラスメント

2011-04-02 | 心詩~こころうた・己
どうにか持ちこたえてきた心は
一瞬にして破壊された

一度壊れてしまった心は
やすやすと元には戻らない

自分の人生が
こんなふうになってしまうとは
夢にも思っていなかった

挫折ばかりの人生に
鍛えられたと勘違いしていた

こんなに脆い
「私」という器

手遅れになって ようやく気付く
私は人生の中で
なにひとつ学んではいなかったと

自分を守る鎧は
自分で完成させるしかなかったのだ