砂に足をとられて
つんのめった惨めな僕
水平線に沈む夕日が
震える背中を隠してゆく
やさしいのは この海だけ
波が砕けて僕の嘆きをかき消してゆく
握りしめたこぶしから
こぼれ落ちる砂粒
心の鎖をほどいてゆくように
やがて
風に涙がちぎれて
海の色に溶けてゆく
風に涙がちぎれて
海の色に溶けてゆく
穏やかに凪いだ海
月光に煌めく水面
僕の心もいつしか凪いで
海風のそよぎに耳を寄せた
やさしいのは この海だけ
繰り返すさざ波が僕の鼓動と重なる
与えられた命を生きよと
深海の女神が諭す
お前は なにもなくしていないと
やがて
空は静かに明けて
僕の足跡を染めてゆく
空は静かに明けて
僕の行く先を照らしてゆく
つんのめった惨めな僕
水平線に沈む夕日が
震える背中を隠してゆく
やさしいのは この海だけ
波が砕けて僕の嘆きをかき消してゆく
握りしめたこぶしから
こぼれ落ちる砂粒
心の鎖をほどいてゆくように
やがて
風に涙がちぎれて
海の色に溶けてゆく
風に涙がちぎれて
海の色に溶けてゆく
穏やかに凪いだ海
月光に煌めく水面
僕の心もいつしか凪いで
海風のそよぎに耳を寄せた
やさしいのは この海だけ
繰り返すさざ波が僕の鼓動と重なる
与えられた命を生きよと
深海の女神が諭す
お前は なにもなくしていないと
やがて
空は静かに明けて
僕の足跡を染めてゆく
空は静かに明けて
僕の行く先を照らしてゆく