昌栄薬品です
ユリが咲きました。観賞用のユリです。
漢方ではユリを百合(びゃくごう)といい、根を用います。
百合の薬性は甘平(味は甘く、寒温の性質は平です)の水剤です。
金匱要略(きんきようりゃく)という古典には百合狐惑陰陽毒病證治(ひゃくごうこわくいんようどくびょうしょうち)第三という篇に百合を使った処方があるのですが、私どもでは扱っていません。
これは現代医学的にいえば、神経症、ノイローゼ、不眠など、精神神経科疾患に該当するような気の病態が記述されています。渡辺武著『平成薬証論』
外科正宗(げかせいそう)という書物に辛夷清肺湯という処方があり百合が配合されています。
クラシエ薬品辛夷清肺湯の
効能効果
体力中等以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症:鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)
〔基源〕ユリ科
ササユリなどの鱗茎の鱗片を乾燥したもの。中国の百合はユリ科の白花のユリで、唐時代から本草綱目に至るまでオニユリではないとしています。
日本の江戸時代の漢方家は、邦産品では関西地方に多く野生しているササユリを賞用し、関東地方に多いヤマユリは二級品としていました。渡辺武著『平成薬証論』
「立てば芍藥、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」
昔から日本美女の象徴としてこの言葉が使われていますが、漢方薬の世界では、人間のアンバランスな姿態を目標にして、それを正常にする補正薬である芍藥(水毒の排除薬)、牡丹(血毒の解毒薬)、百合(気毒の発散薬)を意味しています。
美人薄命といわれたのは、容姿はシャクヤク、ボタン、ユリの美花にたとえられても、肉体と精神、神経にひずみのあるガタガタの人間であったことです。
漢方では二~三世紀ころから、今日の精神病、神経症、ノイローゼに当る疾患の治療薬を列挙した「百合病篇」に見られるし、奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)の鎮花際(くすり祭)には、古来、百合(ササユリの根)と忍冬(スイカズラの全草)とが、神饌として神前に供えられ、この健康管理の伝統を今日まで伝えています。渡辺武著『わかりやすい漢方薬』
ササユリの咲く六月十七日に三枝(さいぐさ)祭と呼ばれる神事があります。
三枝とはユリの古名です。
【公式】三輪明神 大神神社 (おおみわじんじゃ)HP
http://oomiwa.or.jp/
吉野山 吉水神社 宮司のblog(ブログ)を公開中...ほのぼのとした内容です。
(本当の話)二度とない人生だから、一匹の蜂も殺さないでいこう!
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/64565379.html
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